劇場公開日 2011年10月22日

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「日本だったら、「サムライ&エイリアン」かな?」カウボーイ&エイリアン 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5日本だったら、「サムライ&エイリアン」かな?

2013年3月25日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

“ジェームズ・ボンド”ダニエル・クレイグと“インディ・ジョーンズ”ハリソン・フォードが共演。
監督に「アイアンマン」のジョン・ファヴロー。
プロデュースにスピルバーグとロン・ハワード。
一流のスタッフ・キャストが揃い、カルト的な人気を誇るグラフィック・ノベルを映画化した、一級のハリウッド・エンターテイメント。

SFと西部劇の融合。
西部の人間はエイリアンを“悪魔”と言い、見た事も無い“空飛ぶ機械”にカルチャー・ギャップ。
その奇想天外さとユニークさが一番の魅力。
西部の男たちとエイリアンの戦いの構図も、究極のアナログvsデジタルと見て取れる。

イギリス人のクレイグが西部の男?
最初は違和感を感じたが、次第に気にならなくなった。
それどころか、佇まいがスティーヴ・マックィーンを彷彿させ、惚れ惚れ。
記憶喪失で腕に謎の装置が着けられたミステリアスな主人公。
一昔前ならハリソンが主役だったろうが、ハリソンも町の権力者役で貫禄を示す。

西部の空を飛ぶUFO、凶暴なエイリアン、未知の武器…VFXを駆使したSF要素も充分だが、作り手たちがより目指したのは西部劇としての醍醐味だろう。
流れ者でお尋ね者という主人公の設定、横暴な町の権力者との対立、インディアンとの確執〜協力、馬に乗って荒野を追跡、ガン・アクション…西部劇のあるあるがふんだんに盛り込まれている。
スピルバーグもハワードもファヴローも西部劇を作りたかったんだなぁとつくづく感じた。

エイリアンの設定に斬新さが足らず、ユーモアも少なめで、映画は賛否あるみたいだが、全体的に結構楽しめた。
SF西部劇、それは即ち、ニュータイプ・ウエスタン!

近大
がんたくさんのコメント
2021年5月24日

まだサムライエイリアンの方がおもしろそうかも!

がんたく