劇場公開日 2011年6月4日

「アニメだから…」劇場版 戦国BASARA The Last Party 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0アニメだから…

2012年10月25日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

同名人気ゲームをTVアニメ化し、その劇場版。

秀吉亡き後の戦乱の世、それぞれの志を持った戦国武将たちの生き様と戦い。

石田三成、伊達政宗、武田信玄、上杉謙信、真田幸村、徳川家康、毛利元就…出るわ出るわの戦国武将。
でも、アレ? 知ってる顔と違う…。

この「戦国BASARA」、名だたる戦国武将たちを超イケメンキャラに変身&大胆脚色し、歴史に興味の無かった若い女性たちの人気を獲得した事で有名。
戦国武将の名もすんなり覚えられ、ゲーム感覚のストーリーで歴史のお勉強も出来るのだから、老教授の眠たくなるような歴史授業より遥かに面白いだろう。

もっと真面目な歴史アクション・アニメかと思ったら、スーパーサイヤ人並みのスーパーバトルが繰り広げられたり戦国らしかぬスーパー兵器が登場したり(家康が鎧武者ロボットに乗って空飛んでる!)と、アニメ故の自由な表現。
ゲームをやった事の無い身としては、いささかカルチャー・ショック。
別にイイとか悪いとか、優劣の問題ではないのだけれど…。

前半はTVシリーズの続きのようで、イマイチ内容が伝わらない。
最後は関ケ原に集結し、壮大なオカルト大合戦。(信長が魔王となって蘇る!)

もはや何でも有り!の世界は完全に史実と切り離し、イケメンになっても熱い武将たちの姿に、別次元のスーパーアクションとして割り切って、楽しんだ者勝ち。

紀里谷の「GOEMON」よりかは、まあ楽しめたかな?

近大