劇場公開日 2011年4月29日

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「母性に感動しました」八日目の蝉 りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0母性に感動しました

2013年12月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

幸せ

永作博美の演技がとても素晴らしかったです。子供に対して深い愛情を持っていることが伝わってきて、いつまでもこのまま幸せで暮らして欲しいと思いました。
誘拐犯だということを忘れて、この母親のようになりたいと思いました。

蝉は七日生きるのが当たり前で八日目の蝉の存在を考えたことがありませんでした。
薫は非日時的な生き方だったからこそ、他の人には気づかない幸せを気づけるかもしれないということなのかなと感じました。

希和子は自分の子供を産んでいたら幸せに暮らしていたんだろうなと思います。
でも、八日目を生きている蝉のように、与えられた幸せだけどそれは一瞬だと知っていたから、こんな風に毎日を慈しむように生きたのだと思いました。

希和子が不倫相手の男を思い出したり、薫を返した方がいいのか全く悩んでる様子がなかったのが印象的でした。
それくらい薫だけを見て生きていたのかなと思います。

成人した薫が認めたくない過去を認めて生きていこうと決意するのは感動しました。

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りりまる