劇場公開日 2011年1月29日

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「ぐろてすく」冷たい熱帯魚 二階堂さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ぐろてすく

2014年8月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

怖い

久々に邦画を観た気がする。
題名に付いている熱帯魚という単語は、
話に於ける核の一つかな感じる。
死体を魚に食べさせるところ
行きた魚をわにに食べさせるところ

下品で淫らな欲情の表し方がすごくうまく描かれていた。
アイは、結局は結局のところ本当のご主人基愛情を探していたのか、
それともただ単に利用のできる存在を探していたのかは、
最後のシーンで明確になったと思う。
主人を殺したいだなんて思わない。
殴られても殺されかけてもただ愛情をくれる人がほしいだけ
でんでんとの関係はすごく淡々としているように見えて
お互いのことをすごく良く考えていると思った
仮面夫婦の主人公よりもいい関係だと率直に感じた。

ただエンディングは駆け足になっていたかなと感じる。
妻を殺す理由がいまいち謎だし、
狂気的にはなりきれていない感じがするし。

主人公に刺されてからのでんでんの演技は素晴らしかった。
彼の過去のトラウマは、きっと映像や言葉だけでは表現できないと思うけど、
あのぼそぼそというつぶやきと彼の今までの言動のギャップによって
表されている内容のほうが、よっぽど狂気的だと感じた。

時間軸はあまり関係がないように感じたから、
途中途中の効果は微妙に思った

しかしながら最後まで人を離さない衝撃感と
突風感は素晴らしい。

二階堂