ジュリエットからの手紙のレビュー・感想・評価
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幸せな恋をイタリアで
主人公のソフィ(アマンダ・セイフライド)がとても可愛いです。本当に実在するジュリエットクラブを元に始まるラブストーリー。
ストーリーはイタリアに恋人と来ていた主人公ソフィは"ジュリエットの秘書"としてロンドンに暮らすクレアへ手紙を送る。そしてクレアは50年前にイタリアで恋に落ちた男性と再会するため、孫のチャーリーを連れてイタリアを訪れ、共に初恋の人を捜す旅に出る。ソフィとクレアの二人の恋が旅の中で同時進行で進んで行きます。
感想としては可愛らしいラブストーリーです。見ていて幸せな気持ちになります。恋する年齢は関係ないと思わせてくれる映画。挿入歌もまたテイラー スウィフトの歌う"Love story" でgood! 最初はケンカばかりしていたソフィとチャーリーも段々と仲良くなり... 人ってやっぱり第一印象じゃありません! 最後はハッピーエンディング♥︎
アマンダがすべて♡
とってもピュアなラブ・ロマンス。
あまりにピュアなもんだから、イタリアでの最初の出会いからすでに展開が読めてしまう。
でもそんなこたあ関係ない。
アマンダ・セイフライドが演じているお陰でピュア度とロマンス度が100倍返しになっているのだ。
これは主演女優を観にいくための映画だね。
ひとつ付け加えると、おばあちゃん役のヴァネッサ・レッドグレイヴが素晴らしい。瞳がイキイキして少女のようだった。
すべてハッピーエンドで後味もスッキリね。
心が暖まる作品
アマンダちゃんがすっごくかわいい。
ソフィー(アマンダ)が50年間埋もれていたある手紙を見つけ、その手紙に返事を書きその50年前の恋愛を探す旅に出るお話。
簡単に書きましたが、すごく心があったかくなります。
恋人とすれ違う中でクレアとの旅で学びラストの展開がものすごく好きです。
あなたもこの作品を見て勇気を出してすすんでみませんか?
“愛の都”から届いた珠玉のラブストーリー
記者を目指すソフィはシェフの婚約者ヴィクターとイタリア・ヴェローナへ。だが、旅行先でも仕事優先のヴィクターに寂しさを感じるソフィは、“ジュリエットの家”を訪れる。そこには世界中の女性の恋の悩みが綴られた手紙が送られ、“ジュリエットの秘書”が返事を出していた。手伝う事になったソフィは50年前の手紙を発見、返事を出す。すると、差出人クレアが孫チャーリーを連れてヴェローナを訪れ、ソフィは初恋の人を捜すクレアの旅に同行する事に…。
イタリア・ヴェローナは「ロミオとジュリエット」の舞台でも知られる“愛の都”。“ジュリエットの家”も実在し、手紙を送ると本当に返事が来るという(!)。
初恋の人への想いを諦めないクレアに感化され、ソフィも自身の愛と向き合う。
婚約者ヴィクターと、気になり始めるチャーリー。
ヴィクターはソフィを束縛しないが、それがソフィにとっては悩み。チャーリーはソフィに婚約者が居るのを知りながらも熱い想いを伝える。
揺れ動くソフィ。
ついにクレアは初恋の人、ロレンツォを捜し出した。
50年経ってもその想いは変わる事の無い二人。
初恋の思い出が、真実の愛を見出す。
その想いが真実であるなら、今も真実。気持ちに偽りは無い。
“もし”“あの時”…後になってその言葉が自分を苦しめる事のないように。
ソフィが選んだのは…。
ソフィを演じるアマンダ・セイフライドがとにかく可愛い!メチャクチャ可愛い!ただひたすら可愛い!ずっとアマンダに見とれっぱなし。
そして物語の真の主役とも言えるのが、クレアを演じるヴァネッサ・レッドクレーヴ。老いても尚美しく、気品に溢れ、恋にときめく若々しさは、女性なら誰でもこんな女性になりたいと思うハズ。
ラストはちょっと出来過ぎだが、ロマンチックな物語と美しいヴェローナに魅了される。
後味爽やか、“恋の都”から届いた珠玉のラブストーリー。
悲観的リアリストと楽観的ロマンチストのお話‥~ヽ('ー`)ノ~
むちむちアマンダちゃん最高(*^_^*)
(※こないだまで‥
エルファニングちゃんやEペイジにゾッコンだた俺‥(o^-')b
また巡り巡って‥
‥アマンダちゃん作品は俺的にコノ春4作目!)
本作は素晴らしいミ☆
てか‥
●コレリ大尉のマンドリンや‥●月の輝く夜に‥もそうだけど‥↓
そもそもの[価値観違う2人が交際してますよ]から始まるストーリー‥だけが‥いつも懐疑なんだよね(・ω・)ノ
※他の映画でもそうだが‥。
イタリアのご飯や風景にまみれれば‥
どんな事でもロマンティックにo(^o^)o♪
どんな時の流れでも美しく('◇')ゞ♪
傑作の名作(*'-^)-☆
コチラ素敵なラブストーリーだよ〜└|∵|┐♪┌|∵|┘
☆評は‥
劇場公開\1000〜1200円水準にて‥(^-^)
DVD買う度⇒④★★★★
モ、1回見たい度⇒⑤☆☆☆☆☆
オススメ度⇒⑤♪♪♪♪♪
デートで見る度⇒⑤◎◎◎◎◎
観る相方o(^o^)o】これは‥カノと2人で見たい‥
見て欲しい(・ω・)ノ
観た後のお店】イタリアンなビストロへ‥まっしぐら!
観た後の飲み物】イタリアワインをグイグイ♪
観た後の食べ物】パスタ:カルネ:フォマッジョ:ドルチェ
キショいかも知れないが‥
オッサンがロマンチストでも良いぢゃ無いかッ(`曲´#)
↑‥と自分で思える本作(^-^)
●クロエ
●親愛なるきみへ
●赤ずきん
イタリア人はフィアットで!
イギリス人はローバーで!
↑気が効いてますなo(><;)(;><)o
音楽も素敵だたよ〜o(^o^)o♪
イケメンに、本気で「狂いそうな程、深く情熱的に、凄く君が好きだ!」と告られたら、あなたはどうする?
美しいイタリア・ベローナの街を舞台に展開する、恋する女性のシンデレラ・サクセスストーリーであるこの映画は、きっと観た人の誰でもが好きになってしまうかも知れない。
A・セイフライド扮するソフィーは、NY在住のライター志望。そしてイタリアンレストランの開店を直近に控えるフィアンセのヴィクターと共に休暇を取り、ハネムーン同然の婚前旅行のためにイタリアのベローナを旅する事に。そして旅先で待ち構えるハプニングはいかに?と言うのがこのお話し・・・
その2人が訪れた街こそは、シェイクスピアの代表作である「ロミオとジュリエット」の舞台となった街。ジュリエットの屋敷跡のバルコニーを訪れる観光客の中で恋に悩んでいる女性たちが、その悩める気持ちを手紙にしたためバルコニー下の壁に、その手紙を張り付けて帰ると言う習慣が有ると言う事を、イタリア旅行をしていない私は全然知らなかったが、それが映画だけの作り話しなのか、本当にここを訪れる観光客は手紙を残して来る事が許されていているのか、全くその真実性は定かではない。しかしその手紙に返事を書くボランティアの女性たちがいて、その女性たちにソフィーは偶然出会い、ライター志願のソフィーもボランティア仲間に加わる事になり、ある1通の手紙に返事を書く事から始まるソフィーの新しい運命の恋が始まる物語。それだけでも、ロマンチックで、素敵な心温まる話ではないかと女性なら感動してしまうかもしれない。
アメリカ映画では、本当にこの手のラブコメが多いし、アメリカ女性は、ホンマにこんなにロマンスに憧れているの?って不思議に思ってしまうけれど、それが乙女心と言うものなのでしょうか??!!
その昔、昔デヴィット・リーンと言う巨匠の「旅情」と言うラブストーリーが有りましたが、その映画でもキャリアウーマンのジェーンと言ったかな?大女優のK・ヘップバーンと言う名優が演じたその映画もイタリアが舞台で、そちらの映画ではヴェニスが舞台だったけれども、この「旅情」も「ローマの休日」と並ぶ超有名な映画なので観て損は無いとお薦めですが、それらの作品同様に歴史の重みの有るヨーロッパを舞台に展開する恋物語こそは、きっとアメリカ女性の憧れの世界観なのかも知れないですね。
本作では、ヴァネッサ・レッドグレーブと言う素晴らしい名優が扮するクレアの50年前の恋人を探し出す試みを手伝うソフィーの、今の若い世代の彼女の恋とクレアの昔の恋との、この2組の恋物語の恋愛観の相違をみるのも面白いかも知れない。そう言えば2組の違う世代の恋物語と言えば「ジュリー&ジュリア」も面白かったな、こちらはM・ストリープ主演ですし、絶対外れない作品で私は好きな映画でした。
この「ジュリエットからの手紙」は、ハネムーンに来ている、2人で時間を中々一緒に共有出来ないソフィーとヴィクター、そこに新たに現れるクレアの孫のチャリーの存在、ヴィクターとチャリーの狭間で揺れ動く乙女心と言う映画ですが、私は正直、ハネムーンに出かけて仲良く一緒に時間を共有出来ないなら、これは成田離婚の話だろって事になるので、
設定的に無理に思えて中々感情移入し難かったラブコメでしたが、あなたは楽しめる?
アマンダかわいい〜〜
アマンダかわいいですね〜、映画の内容もロマンチックで切なくて心地好いものでした。1時間で続きは明日〜と思っていたのにすっかり夜更かしして魅入ってしまいました。
恋する乙女のバイブルに♪♪
その2つを合わせると、あなたを一生苦しめる力を持つのです。
映画「ジュリエットからの手紙」(ゲイリー・ウィニック監督)から。
主人公が、恋愛アドバイスを求める手紙への返信をしたところから、
物語は始まり、ラストにその返信した手紙の内容が紹介される。
「親愛なるクレア」で始まるその内容は、
「『もし』と『あの時』は、それぞれごく普通の言葉にすぎません。
でもその2つを合わせると、あなたを一生苦しめる力を持つのです。」
と続く。「もしあの時」「もしあの時」「もしあの時」
人生を振り返って「もしあの時」と思うことがあって、
(今でも後悔しているのなら)少しの勇気を持ち、あなたの心に従って、と。
それは「恋愛」に限らず、多くの場面で言えることかもしれない。
ただ、うまくいかない理由として「もし・・」を口にするのなら、
それは、後悔することもなく、その場しのぎの言い訳となるが、
心から後悔するほどのことならば、一歩を踏み出してみて・・という
アドバイスにもなる気がした。
メモしたのは、そのアドバイスへ向かう導入部の表現。
「後悔」という意味を、とても素敵に言い直している。
是非、こんな言葉の使い方の出来る人になりたい、と思う。
とても爽快な気分になれる映画
観たかったのに田舎すぎて来なかったと諦めていた映画でしたが、なんとまさかのスクリーンが1つしかないミニシアターで始まったし😂
速攻観に行きました✨
本当観て良かった‼とても爽やかで爽快な気分になれる映画でした😌出来過ぎだけど映画だからこれでいいんです✨観終わったあと幸せな気分になれる方がいいし😂
また観たいな〜☺
美しい風景に幸せな笑顔、素敵でした
イタリアの美しい風景と幸せな笑顔。何度でも観たいと感じる、気持ちのいい作品でした。
ライターの卵ソフィーと英国のクレアおばあちゃま、二人とも素敵。ロマンティックな題材が良く生かされていました。
ソフィーを演じるアマンダ・セイフライド、明るい陽の光に輝いて美しかったです。
こんなロマンティックなお話は、ドキドキしながら一気に観たいものです。取って付けた様なコメディーパートが無かったのがなによりでした。
それでもイタリアのおじいちゃま達には、ふふっと笑わせてもらいました。
ヴァネッサ・レッドグレイヴの瞳
ヴァネッサ・レッドグレイヴが観たい!ただそれだけで劇場に足を運んだ。物語の主軸は若い女性が旅先で真実の恋にめぐり合うというありふれたものだが、そこにレッドグレイヴ演じる熟年女性が50年前の恋人を探す旅に出るというサイドストーリーによって、本作が単なるラブストーリーに終わらない深みとなる。
イタリア、ヴェローナ。『ロミオとジュリエット』の舞台となったこの地に、婚約者とプレ・ハネムーンにやって来たソフィー。しかし婚約者はオープンを控えた自分のレストランのための食材探しに奔走し、彼女をほったらかしにする(余談だが、ガエル君はこういう自分勝手なお気楽野郎が何てピッタリなんだろう←失礼。まあ見方を変えれば仕事熱心な青年ともいえるのだが・・・)。ジュリエットの生家を訪れたソフィーは、その壁に何千と貼られているジュリエット宛の手紙を眼にする。全国から寄せられたその手紙は「ジュリエットの秘書」たちの手で一通一通全てに返事が書かれているのだ。ちなみにこれは実際の話。世の中には恋に悩む女性(男性も)が何と多いことか!中には深刻な内容の手紙もあるという。そんな時には秘書たち全員でできるだけ最良の答えを導き出し返事を書くのだという。ボランティアである彼女たちの真摯な気持ちに心が温まる。
さて、ソフィーがそこでレンガの奥に隠されていた50年前の手紙を見つけたことから物語は進展する。返事を書いたソフィーの元へ、当の本人がその時別れてしまった恋人を探したいと孫息子を連れてやってきたのだ。レッドグレイヴが画面に登場するだけで、独特の雰囲気が醸し出される。大女優である彼女は長身でガッシリした体格であるにもかかわらず、夢見るような瞳が何とも魅力的だ。70歳を越えているが少女のような初々しい青い瞳に吸い込まれてしまう。彼女の浮世離れした雰囲気があったからこそ、叶わなかった50年前の恋人探しもウソ臭くならずに、ロマンティックに展開されるのだ。
そして物語は、50年前の恋人を探すロードムービーへと変化していく。美しいイタリアの風景に心洗われ、登場する何人もの「ロレンツォ」が、端からレッドグレイヴ演じるクレアを口説くのが笑える(さすが、イタリア男・・・。それにしても同姓同名の男性が多すぎる)。その旅を通じて、若いソフィーは自己を見つめなおし、新しい人生を送る決意をするのだ。ソフィーとクレアの孫息子の恋の行方も気になるが(ラストシーンで『ロミ・ジュリ』ばりのバルコニー・シーンを演じてしまうのが微笑ましい)、幼い頃母親と離別したソフィーが、クレアと母娘のような友情を育む姿が温かい。
ついにクレアはロレンツォとめぐり合う(演じるのは、レッドグレイヴの実際のパートナーであるフランコ・ネロ)。熟年の2人が手を繋いで歩く姿に胸が熱くなる。年を重ねてもこんな恋愛ができるのなら、今すぐジュリエットに手紙を書きたくなる(笑)。「それが真実の愛なら、50年経っても真実の愛」・・・。明るい陽光ふりそそぐイタリア東北部の美しい風景と、レッドグレイヴの瞳に癒される珠玉のラブ・ストリーリーだ。
ロマンティック旅情。
映画で知る実際の話、自分にはよくあることなんだけど、
今作で初めて、ジュリエットの生家なるものがあるということ、
そしてそこには年間五千通ものジュリエット宛の手紙が届き、
ジュリエットの秘書なるボランティアが返事を書いていること、
などなどを知りました^^;
いや~この話だけでロマンティック!いたの?ジュリエットって。
こうなったらロミオを探さないとね♪ってそういう話じゃないけど、
今作はそういった恋愛でのロマンティックに浸れるかがポイント。
だって人間は日々、前を向いて生きているので、そりゃ50年前
の恋愛に身を焦がし浸りたい気持ちはあれど、そうはいかん!
っていう人も多いと思うのだ。あまり人生回り道はしたくないけど^^;
巡り巡って素敵な恋愛に出逢えることもある、というラブストーリー。
A・セイフライドファンのみなさま、お待たせいたしました!という
(男性陣にかなりファンが多いようで)色白ナイス身体の彼女ですが
けっこうカエル顔してますよね。私から見ると普通にカワイイ系かな。
この彼女の演技がなかなか良いvマンマ~!のうるさいお母ちゃん
とは打って変わり^^;静かなオバア…じゃない淑女のレッドグレーヴ、
彼女を相手に遜った受けの演技に徹しています。すごくイイ感じ~。
本筋がこのオバア…じゃない淑女の50年前の恋愛を辿る旅なので、
彼女とその孫(嫌味なヤツかと思いきや、イーガンはイイヤツ!?)
がそれを応援する形で付き添い、更には自分たちも…という展開。
ありがちなんだよな、これがまた♪と思えないこともないですが^^;
ロマンティックが止まらない!を満喫しながら終盤まで楽しめます。
おっと忘れてならない男性陣。
今回のガエル君は…アテ馬でしたねぇ^^;イタリア狂いの婚約者役。
自分の「好き」に忠実なところは私的に素晴らしいことだと思うので
いいのですが、結婚となれば相手に合わせて変わることが大前提。
思いやりなくして共同生活は成り立たないのだ!彼、彼女のことは
常にそっちのけ、なんですもんねぇ。あれじゃあかわいそうすぎる。
婚前旅行ですべて別行動!なんてそこからして何かおかしいでしょ。
まーだ、嫌みばっかり言ってちょっかい出してくる(これもどうかと)
男の方が見込みあるってもんです。これってつまり、あれですよね?
小学生の男の子が好きな女の子をいじめる、っていう。うわ~青いv
イーガン、いい味出してました。
そして淑女のお相手…がF・ネロ。ってどうなんですか!?この二人。
どうもお似合いだと思ったら、現・夫婦じゃないですか!おーい(汗)
しかも馬にまたがって(マカロニらしく)登場って…チトやりすぎでは。
これを観て、過去の恋愛を再燃させるぞ!なんて張り切るお年寄りが
激増したらどうするつもりなんだろう…って、考えすぎ^^;
もう設定から内容からキャスト風景に至るまでロマンが止まりません。
ジュリエットが悲劇の主人公だなんて、とても信じられないほどです。
これでまたジュリエット・レターを出す人が増えるような気がしますが。
(お約束のバルコニー、いいですねぇ♪松田聖子だと渚のですか?古)
夜はぐっすり眠れること請け合い
この映画の取り柄は明るさだ。美味そうな食べ物に、たっぷり陽を浴びたヴェローナの街並み、クルマで訪れる村々の緑がいい。先日観た「キッズ・オールライト」に通じるものがある。
古い手紙が発見される経緯は安易だが、「ブラック・スワン」などの芸術性を求めた作品より、こうした夢のある明るい作品のほうが好きだ。観てよかったと思う。
ソフィの婚約者ヴィクターは仕事熱心というよりも食べ物に目がない。ある意味、好感が持てるのだが、やはりソフィとの相性がイマイチという雰囲気が出ている。手紙の主クレアが現れることによって、ソフィアの人生に変化が起きることを充分に予感させる。
クレアが初恋の相手を探す小旅行が楽しい。イタリアの爺さんたちの色気のある台詞にいちいち感心させられる。イタリアの男はスケベなんかじゃない。女性を放っておかないのだ。
クレア役のヴァネッサ・レッドグレイヴの生き生きとした目がいい。可愛ささえ漂う。このぐらいの年代の役者さんはさすがに上手い。おまけに久しぶりのフランコ・ネロまで登場して盛り上がる(実はこのふたり実生活でも夫婦)。
この作品、クレアの初恋の相手を探すロードムービーの形を装っておきながら、実はソフィの新たな門出を描いた安心して観られる恋愛ドラマなのである。ちょっぴり泣けてハッピーで、夜はぐっすり眠れること請け合い。
脚本と演出が巧みで、時にコミカルな演出に大笑いしつつ、涙と共に真実の愛を感じさせてくれる傑作作品
イタリアのヴェローナには、ジュリエットの生家があり、今なお恋に悩む世界中の女性たちが、そこを訪れて、ジュリエット宛の手紙を壁に貼り付けているのです。その数は年間5000通にものぼるとか。
書かれた手紙は放置せず、一通ずつ“ジュリエットの秘書”と呼ばれているボランティアの女性たちが返事を書いています。
彼女たちの出す返事が、時に信じられないような愛の物語を紡ぐことも起こるようです。本作は、本当にあったジュリエットの手紙よる愛の奇跡を映画化した作品でした。
脚本と演出が巧みで、ありきたりなロードムービーを予測不可能なラブロマンに仕上げていました。殆どラスト近くまで、主人公は50年前の初恋を成就させるための恋のキューピット役に過ぎないだろうと思わせる展開。でも恋の主役は、やっぱりあなた!主人公だったのねぇ~と大逆転させるストーリーに、すっかり引き込まれました。
50年前の初恋が叶うシーンは、感涙ものです。ロマンティック・コメディ映画を撮り続けてきたウィニック監督だけに、時にコミカルな演出に大笑いしつつ、涙と共に真実の愛を感じさせてくれる傑作作品でした。
記者になることを夢見ているソフィーは、日々の取材のための調査活動を通じて、真実の愛の存在を確かめてみたいと思っていました。ソフィー自身が、結婚を目前にして、ちょっと考えさせられることをかかえていたからです。
その原因を作っていたのは、婚約者のヴィクター。彼は、イタリアンレストランの開業を控えて、食材探しに忙しい日々を過ごしていました。料理への情熱は、本場イタリア人にも負けないほど(^^ゞそんな彼の積極さにソフィーは惚れたのでしょうけれど、全然自分にかまってくれないのです。
一足早いイタリアへのハネムーンを兼ねた婚前旅行でも、ソフィーをそっちのけで、本場の食材に夢中になって、ヴィクターは産地を駆け巡ります。
憧れの恋の街ヴァネッサに彼と共に来ているのに、市内観光もできないことを不満に思ったソフィーは、独りで街の散策に出かけてしまいます。
「ジュリエットの家」に辿りついたソフィーは、そこで壁から手紙を剥がしている“ジュリエットの秘書”に興味を持ち、跡をつけます。「取材」と称して、ジュリエットの秘書たと親しくなったソフィは、自らも手紙の返書書きに参加するなかで、50年前に書かれた女性からの古い手紙を見つけて、返事を出すのでした。
数日後、祖母に余計な手紙を書いたのは誰だと、秘書のオフィスまでイギリスからひとりの青年がわざわざ怒鳴り込んできました。驚くソフィーは、落ち着いてその手紙を送った祖母と合わせて欲しいと懇願しますが、チャーリーと名乗る青年は祖母を気遣い、引き合わせようとしません。しかしソフィーはチャーリを勝手に尾行し、クレアに強引にあってしまいます。そこでソフィアは、手紙を読んだクレアが初恋の人を探すためはるばるイタリアにやってきたことを知ります。彼女の決意に感銘を受けたソフィは、初恋の人を探す旅に同行し、記事したいと頼みこむのでした。
クレアはソフィを歓迎して、3人の旅が始まります。ここからイタリア各地の自然を背景にした映像美溢れるロードムービーが展開されていきました。
ソフィアの智慧で、ある程度探す範囲を絞り込んでも、ロレンツォという名前の同姓同名のイタリア人は意外と多く全て人違い。名前だけが頼りの当てがない旅に、何度も孫のチャーリーは、見つかるはずがないから諦めようとしつこく水を差します。そんな現実主義のチャーリーに、真実の愛を信じたいソフィアは反発します。けれども、彼の不幸な身の上が、シビアな人生観をもたらしたことを知り、ロンドンではボランティアに励んでいるという優しい一面に触れることで、チャーリーに対して見方が変わっていきます。
チャーリーという一見ネガティブな存在が、本作の巧妙な仕掛けの一つ。後半にふたりの仲が接近するのにつれて、チャーリーとフィアンセの間で揺れ出すソフィの思いがどうなっていくのかドキドキさせられるところが、本作の見所の一つです。
それにしてもイタリア人は情熱的です。人違いと分かってもロレンツォと名乗る老人たちは、初見のクレアを口説こうとします。さすがはお国柄ですね。
やがてチャーリーが恐れていたこことが起こりました。ロレンツォの墓が見つかったのです。本作の脚本が優れていることは、他の作品ならもうここで終わり!というシーンをひっくり返して、最後には観客が納得する展開に帰結させてくれることです。
帰路、哀しみにくれるクレアが見つけたのは、記憶に残る葡萄園でした。なんというこことでしょう、そこには50年前のロレンツォが葡萄を収穫しているではありませんか。聞けばその青年の名前もロレンツォ、その父の名前もロレンツォ。ではでは祖父はと聞くとロレンツォだったのですね。しばらくするとそのロレンツォが白馬に跨って、バカバカと駆け寄ってくるではありませんか。まさに臆面もなく、「白馬の王子さま」の登場です。 50年を超えて、ロレンツォはクレアを忘れたことはありませんでした。ふたりの再会は感動的。本当に真実の愛を感じずにはいられないシーンでした。
葡萄園の映像美が、50年という時間の流れを感じさせず、クレアの記憶を蘇らせたことにリアルティを持たせました。優れた演出だと思います。
しかし本作の恋の主役は、あくまでソフィアです。ここでハッピーエンドにしないのが本作のいいところ。チャーリーとソフィアがキスしていたところを見ていたクレアは、帰国しようとするソフィアを追うようにチャーリーを励まします。孫には、自分のように後悔して欲しくなかったので。でも、チャーリーはバルコニーでキスしあうふたりを見てしまい、そのまま撤収してしまうのです。
晴れてふたりは結婚式を迎えるのかと思いきや、ここから大どんでん返し。クレアとロレンツォの結婚式に招かれたクリアは、かつてクリアに出した「ジュリエットからの手紙」を朗読されたことで、真実の愛を掴む決断を下すのでした。
ロレンツォのスピーチやソフィアの書いた手紙の文面など、一つ一つの言葉が深い人生の含蓄を含んでいて、とても感動させられました。
ところで、クレアを演じるヴァネッサ・レッドグレーヴとロレンツォ役のフランコ・ネロとは実生活でもパートナー。劇中と同じく初共演から40年後の2006年に結婚。劇中の設定と同じく、イギリスとイタリアという遠距離にありながらも、愛を育み続けたふたりの演技が、物語に深いリアルティを与えました。
最後に、ウィニック監督は本作の製作後に脳腫瘍のためお亡くなりになりました。49歳という若さでした。謹んで哀悼の意を表します。
恋する女の子は(お姉ちゃんも おばあちゃんも☆) ぜひ観て!
【ロミオとジュリエット】、50年前の手紙、イタリアで、アマンダ・セイフライドに、テイラー・スウィフト(の歌)! 究極のラブ・ストーリ・*★。 完全に ハマってしまいました。
人それぞれの印象はちがうのかもしれませんが、私は… ストーリーが読めても、ありがちな展開でも、それでもこの作品が好き☆ なんだか心地よいのです。 それはイタリアの風景かもしれないし、車で旅をするといった リラックスした雰囲気かもしれません。 出演している俳優さんたち(全員)の優しい演技が、疲れた心を癒してくれるような、それでいて なんとなく泣けてきて 心が洗われるような。。 褒めすぎでしょうか(笑)
婚前旅行でイタリア・ベローナを訪れた ソフィー。 【ロミオとジュリエット】の舞台となったその土地に “ジュリエットへ恋愛のアドバイスを求める手紙”を送れる(貼れる)場所がある。 そこで50年前に書かれた手紙を見つけ、ソフィーがその返事を書くことに… 手紙の持ち主・クレアと 孫のチャーリーとの出会い、そしてそれは “50年まえのロミオを探す旅”につながる。。
あぁ、全部ネタバレで書いてしまいたい(笑)
ソフィーを演じた アマンダ・セイフライド、彼女を起用したのが大正解!だったと思います。 しっかりしてるんだけど、守ってあげたくなるようなソフィーの繊細な面を うまく演じていました。 衣装もかなりシンプルな普段着が多かったのに、彼女の魅力を 十分にアピールしてたと思います。 あんなにスタイルがいいなんて知らなかった… これからもっと注目して見ます。
ストーリーの中心にある “ジュリエットへの手紙”を書いたクレアに バネッサ・レッドグレイブ。 彼女がまた良かった! おばあちゃんなんだけど、とても美しい・*★。 イギリス英語も彼女の上品さを引き立てていたし、孫のチャーリーや ソフィーへの愛情あふれる接し方も ステキ☆☆ クレア(バネッサ)の相手役に出てくる ロレンゾの一人、フランコ・ネロという俳優さんは 実生活で旦那さんだそうです(それで自然な演技… 納得☆) また、追トリビアで、バネッサの娘・ナターシャ・リチャードソンは リアム・ニーソンの奥さまです(昨年 急逝)。
孫のチャーリー役に クリストファー・イーガン。 アマンダの相手役にしては ユルイ感じだなと思ったんですが、そこも(製作者の)計算だったのでしょうか、のびのび演技が とてもチャーミング(英国風に、笑) マット・デイモン系で(個人的に苦手…)、ときどき ライアン・フィリップっぽい(だから可愛い☆) 『バイオハザードIII』に出てたらしいです。
あと、今回は 美女発見! イザベラ役のルイーザ・ラニエリ。 イタリアの女優さんだそうですが、モニカ・ベルリッチ系の美しさです。 普段着のチョイ役ですが、キレイですよ(ぜひ 見つけてね☆)
主題歌はもちろん!テイラー・スウィフトの【ラブ・ストーリー】で決まり! 映画とカブって泣けてくるぅ(涙)
映画の内容だけだと 3.0~4.0くらいですが、総合評価と “個人的思い入れ☆”で 4.5 にしました。
何十年・何百年と人は生きてきて、たくさんのすれ違いと 運命の出会いがあって、そして変わらぬ愛がある。 現実逃避と言われても、ジュリエットに憧れる女の子は大勢いるはず。 そんな女の子たち、必見です・*☆。
P.S. 映画の舞台になったジュリエットの家は 実在し、『ジュリエットの壁』と呼ばれる場所には 何万通ものレターが 実際に貼られているそうです(ステキ!!)
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