劇場公開日 2010年8月21日

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「少しは怖がらせて欲しかった」劇場版 怪談レストラン かみぃさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5少しは怖がらせて欲しかった

2010年8月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

拙ブログより抜粋で。
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 子どもたちに大人気という原作やテレビアニメ版はまったく知らなかったのだが、Jホラーの一角を成すホラー請負人・落合正幸監督が子ども向けの作品を撮るという、ただその一点の興味で鑑賞。
 決してポスターの工藤綾乃ちゃんがえらく可愛くて釣られたとか、まんまと引っかかったとか、しっぽを振ったとか、そんな下世話な理由じゃございませんので、誤解ないきよう。

 もともと一話完結タイプのお話らしいこともあって、予備知識なしでも話についていけます。
 導入部のアニメパートですぐにわかりますが、要は学校の怪談とか都市伝説とか、そういった類の現代的怪談話。
 ここではまだ「早く綾乃ちゃんを出せ」と焦ってはいけません。アニメパートは「前菜」ですから。

 でもって、いよいよ実写パートの「メイン」。
 待ちに待った、わけじゃないですけど、颯爽と工藤綾乃ちゃん登場!!!
 彼女が本編の主役です。ええ、主役です。
 えーと、確か「怪奇探偵 天野ハル」と名乗っていましたが、そんなの名ばかりの肩書き。探偵らしさは終始微塵も感じさせません。それはそれは凄まじいほどの潔さです。綾乃ちゃんの凄まじいほどの可愛らしさに負けず劣らずといったところでしょう。
 あと、名前は失念してしまいましたが、二人ほどの男の子と、メガネっ娘、やたらこぶしの回る小学生女児がメインキャストだったように思います。ハイ。

 おっといけない、闇のギャルソンを演じる白塗り西村雅彦、紫ババアを片桐はいり、妙なオバケコンビにアンガールズのお二人といった感じの鉄壁の布陣で、超個性的な面々が脇を固めてます。
 こういうところでこの作品の方向性を理解しとくべきだったんですが、怪談とは言ってますが、その実、脱力コメディ色がかなり強い。
 逆に言うと、まったく怖くはないです。むしろ笑ってしまう映画でした。まさか綾乃ちゃんの可愛らしさにニンマリしていたわけじゃないです。(キリッ

 うっかり忘れるところでしたが、ストーリーはと言いますと、天野ハルという役を演じた工藤綾乃ちゃんが、確か、連れ去られた妹という設定のこぶし女児を救うため、イケメン男子や、ぺちゃんこメガネっ娘と共に、妙ちきりんなオバケたちと闘ってました。
 cobaさんによるBGMもノリノリで、それはそれは愉しかったです。いやホント。

かみぃ