劇場公開日 2010年4月10日

「古き良き昭和の勢いだけの作品」幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ T Oさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5古き良き昭和の勢いだけの作品

2018年6月22日
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昭和の絶頂期に近い1977年公開の本作
武田鉄矢がマツダのファミリアを退職金で買うところから作品の流れがわかる

3人の物語を主軸に進んで行く端々の言葉・音楽・行動からわかるのは、
一般的な昭和という時代のイメージに一番近いのかもしれないと思う
人情なのか迷惑の押し付け合いなのかは、見た人によって変わるところだろう

しかし、カメラワークやストーリーは練られたものとは思えず、本筋以外は無駄ばかり
無駄に意味があれば、まだ良いがくどい上にわかりにくいのは苦痛でしか無かった。

本筋に関しては、特に捻ったところもなく
安心できるものになっているため、映画として成り立っているのだろう

昭和という時代を生きていなかった人に昭和を感じさせるいい作品ではあります
山田洋次監督作品が好きであればオススメです

T O