劇場公開日 2010年7月17日

「意外と質素だった小人の物語。」借りぐらしのアリエッティ みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0意外と質素だった小人の物語。

2015年12月29日
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鑑賞方法:TV地上波

楽しい

単純

宮崎駿監督をはじめとするスタジオジプリが常々描いてきた滅びゆく種族に対しての温かな視線が本作にも感じられますが、それが余り大きな感動となってこちら側に伝わって来なかったのは、アリエッティと生まれつき心臓が弱い少年・翔とのふれあいが中途半端に描かれていたからではないでしょうか。
登場人物が少ないだけに、そこはもう少し掘り下げてみても良かったはず。
家政婦のハル婆に見られる、人間の汚れた部分を通俗的に描いてる点も気になった。
そのせいでこれまでのジプリ作品の中のヒール役では、今ひとつ存在感がなかったと言うか。
全体的に見回しても床下に住む小人たちが主役だったからなのか、迫力のあるスペクタルシーンがどこにも見当たらず残念でした。

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みつまる。