劇場公開日 2010年7月3日

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ロストクライム 閃光のレビュー・感想・評価

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1.5☆☆ ※ 鑑賞直後のメモから こりゃ〜酷い…! 途中まではまだ観て...

2020年1月3日
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☆☆

※ 鑑賞直後のメモから

こりゃ〜酷い…!
途中まではまだ観ていられた。昭和を代表する大事件をバックにして、よくこれだけの話を作れるなあ〜とまで思っていたが…。

ところが、後半はもうボロボロ。
なんじゃこれは?のオンパレードには呆れるばかりで。最早、何にも言えない。

特に或る女性の射◯される場面…。
真相が暴かれて行く描写(どこで◯を手に入れたんだ?)や、全ての真相を知る主人公が思わず叫ぶ一言。「◯ー◯を出せ!」では、もうお腹一杯。別腹も一杯だわ(苦笑)
本当に糞だな〜と、ゲラゲラ笑うしかなかった。

2010年7月24日 スバル座

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松井の天井直撃ホームラン

2.5問題作でもなんでもない

2015年11月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

寝られる

川村ゆきえだけは良かった

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消されるので公開しない

1.5呆然唖然…

2012年5月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

単純

「3億円事件」を扱った映画・ドラマは数あれど、なかなか決定打が無いような気がする。
良かったのは、渡辺謙主演のTVドラマ「刑事一代」かな。
宮崎あおい主演の「初恋」もギリギリ合格ライン。
本当は、事件を真っ正面から捉えた骨太な作品を見たいんだけど…

…と思うくらい、本作は残念。
ストーリー展開も演出も、あの「笑う警官」を彷彿とさせ、ハァ…
警察の腐敗を描くのはイイけど、「相棒」の方が遥に格上。

俳優陣も何だかなぁ…
奥田瑛二は典型的なベテラン警官。
渡辺大は典型的な新人警官。(父への道は太陽までの距離の様に遠い)
その他の俳優陣もせっかくイイ人材が集まったのに何だか勿体ない。

音楽もせっかく大島ミチルが担当してるのに何だか勿体ない。(そういえば「笑う警官」も)

ストーリーよりも唐突なラブシーンばかり印象に残って失笑。

色々と残念な映画。

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近大

5.0登場人物の複雑な思いが狂おしいほど感情が引き出されていて、伊藤監督の演出の超絶なキレを感じずにはいられませんでした。

2010年8月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 ストーリーは突っ込みどころもありながら、巧みなストーリー展開と登場人物の感情表現をエッジを効かせて描く演出に、大満足しました。

 小地蔵は、渡辺大という若手俳優を、最近では贔屓にしている。渡辺謙の息子だからというのでなく、彼自身長身の端正のとれた佇まいから、放たれる強烈な目力が凄いと思っているからです。
 その渡辺大の主演作品ということで、本作を見にいきました。『臨場』と同じ刑事役なのに、全く雰囲気が違っていることに驚きました。『臨場』で見せる張り詰めた表情の捜査一課の一ノ瀬刑事役と比べて、本作の所轄の若手刑事片桐役では、どこか初々しさを感じさせる新米刑事といった風情。『臨場』とはガラリと変わっていました。さらに本作のなかでも、刑事としての表の顔と、上司に内緒で同棲中の風俗嬢の多恵子に、仕事の鬱憤をぶつける時の、情けないオフの顔との落差が別人のように激しいのです。完璧にキャラを演じ分けられているところが凄いと思いました。
 そんな片桐も、三億円事件を隠蔽しようとする警察組織の横暴さに、感情を爆発させます。ラストでもみ消しに奔走する警察組織に捕まってしまった片桐が、「黙秘します」と絶叫するときの表情に、万感の積もり積もった感情の重みを感じさせて、渡辺大という俳優のポテンシャルの高さを感じさせました。

 本作で渡辺大の演技を凌ぐ、凄い演技をしているが、片桐の相棒となる定年を間近に控えた古参の刑事、滝口役の奥田瑛二。若手俳優の台頭を強烈に意識したのでしょうか。数多くの映画作品を見てきたなかで、本作での奥田瑛二の演技ほどに、登場人物の抱えた宿命の重みと、悲痛を、心臓がえぐられるように感じたことはありませんでした。
 決してオーバーアクションではないのです。細かい演技の所作もさることながら、魂で観客のハートを揺さぶってくるような、凄い演技だったのです。
 例えば、滝口が3年前に亡くなった妻を思い出すときの嗚咽。三億円事件の責任感から自殺してしまったガードマンの息子に、不用意に犯人情報を漏らしてしまった時の、悔恨の表情。それが元で引き起こす心筋梗塞の発作。いずれも真に迫るものでした。

 さて、ストーリーは、2002年に発生した殺人事件から始まります。滝口だけは、この事件が34年前に発生した三億円事件と関連があることを直感します。殺されたラーメン屋店主葛木勝は、事件の最重要容疑者としてマークしていた立川の暴走族グループのメンバーだったからです。滝口は当初煙に巻いていた、片桐とコンビを組んで、独自捜査に乗り出します。
 ふたりの関係が、やがて深く結ばれていくのは、定年間際な滝口の3億円事件にむけた情熱と足で稼ぐ捜査手法に、片桐が次第に尊敬を深めたことと、滝口の方も3億円事件当時の自分と同い年の片桐に、その頃の自分を見る思いがしてほっとけない気持ちが棄てきれなかったからのです。

 滝口が3億円事件を再び嗅ぎ回っているという捜査内容を掴んだ警察上層部は、ふたりを捜査から外してしまいます。それでも捜査を止めようとしないふたりに、警察組織がキバをむき出しにして、襲いかかります。刑事が事件を追ううちに、自らの警察組織を敵に回すとは、何と皮肉なことでしょうか。
 どうも3億円事件には、警察幹部の子息が関係していて、そのことを徹底して隠蔽しておきたいという裏があって、警察組織は全力でふたりの刑事の確保に努めていたのでした。それは射殺も止むなしという非常さだったのです。

 滝口は、警察の包囲網を突破しつつ、3億円事件に関係していると睨んだ犯人グループと面談しようとしますが、先回りするかのように次々と殺されていきます。本作のメインは、三億円事件の事件でなく、2002年の現在で発生している連続殺人事件であるのです。 余りのタイムリーさに、滝口は連続殺人事件の犯人は、3億円事件に関係していて、自分たちと情報も交換してきた、ある事件記者ではと直感します。

 次々と殺される3億円事件の生き証人たち。最後のひとりを巡って、連続殺人の犯人と証人の口封じがしたい警察組織、そして何とか生き証人を保護したい滝口と片桐のコンビの三つ巴の戦いが始まります。
 全てのもみ消しに成功したかのように見えて安堵する警察組織に、ラストに見せる滝口の用意しておいた反撃方法が痛快でした。

 伊藤監督は事件の山のような資料を読みあさり、事件当時の細かなディテールこだわったそうです。スクリーンに登場する車やバイクを初めて、小道具に至るまで全て当時に使われていた本物を使用。おかげで山場となる3億円事件の再現シーンは、まるでドキュメンタリーを見ているかのようです。そして再現シーンは、事件後の顛末まで克明に描いていきます。犯人と目された警官の息子が青酸カリを飲まされて殺されてしまうシーンは、家族の複雑な思いが狂おしいほど感情が引き出されていて、伊藤監督の演出の超絶なキレを感じずにはいられませんでした。
 それにしても、警察のメンツのために、殺されてしまった少年A。けれども主犯が警察上層部の子息だったなら、何も殺すことはなかったのです。結局犬死になってしまったこと結末に、監督が狙った組織の不条理について、はらわたが煮えかえるくらい記憶に残る作品となっています。

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流山の小地蔵

1.5近視眼的な告発映画に思えます

2010年7月15日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

原作未読者の意見です。

いきなり気合の入りまくったオープニングタイトルから嫌な予感はしたが果たして、登場人物らのテンションや演出が終始空回り気味な映画になっているように思える。

渡辺大演じる主人公の刑事はなぜだか始終イライラしている。仕事のイライラを恋人にぶつけたり、ちょっと小馬鹿にされたくらいで烈火の如く怒り狂ったり、何をそんなに怒っているのかがまずよく理解できない。
職務に対する誇りの高さや、警察組織の理想と現実の落差みたいなものとかが劇中で示されれば納得できたかもしれないが、そんな描写はほぼ皆無だ。

奥田瑛二も『叩き上げの刑事』のステレオタイプに過ぎず、説明不足な描写や大袈裟な演技がますますその印象を助長して、まるで現実味のある人間に見えない。彼が仏壇の前で泣き崩れる感情的なシーンでもこちらの感情は少しも動かなかった。

その他のキャラも同様、やたらに感情的で説明不足だ。
なぜか長々と続く濡れ場シーンより(ていうか、なぜ皆脱ぎたがる?)、そっちに時間を割いて欲しかった。
いや、そもそもこの映画は主人公達の人物描写に重きを置いていないのかも知れない。

映画では三億円事件の真相をひた隠しにする警察上層部に主人公達が翻弄される姿に重きを置き、ひたすらに『権力者達は汚い。彼らの率いる警察に正義は無い!』と訴え続ける。だが、その訴えはどうにも一本調子だ。
全共闘メンバーが三億円事件に関わっていたという『真相』は面白いのに、犯人一味がどんな思いで犯行を思い立ったか、現代の彼らがどんな思いで生きてきたのかといった点には触れられない。三億円事件を『かつての反権力者達が起こした事件』と位置付けたのは、今も昔も変わらぬ権力者の腐敗を描きたいが為では無かったのか。

これは角川春樹の『笑う警官』でも感じた事だが、作り手は訴えたいテーマに対して近視眼的な所があるように思える。もっと一歩引いた視点で攻めないと、そして観客を引き付ける要素(サスペンスやエンタメ性)が無いと、訴える力には乏しいのではないかと。
連続殺人の犯人には驚いたし、夏八木勲の過去のシーンは悲壮だが感動的だし、ミステリやサスペンスとしてもっと面白くなった筈なのになぁと勿体無く思ったのも不満の理由のひとつだ。予告編で期待してたんだけどなあ。

……不満ばかりたらたらとスミマセン、主人公の刑事と同い年の若造の意見でした。

<2010/7/4鑑賞>

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浮遊きびなご

3.0映画というより、2時間サスペンスドラマ

2010年7月11日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

奥田瑛二、夏八木勲、宅間 伸、原田芳雄、かたせ梨乃、烏丸せつこ、熊谷真実などのかつての2時間サスペンスドラマの主役級が顔を揃える豪華俳優陣の中で、渡辺 大、川村ゆきえの若手ががんばってた。
川村ゆきえだけでなく、熟女女優たちの官能シーンもいっぱい。

2002年、善良なラーメン店主の他殺死体が発見された。
定年直前の刑事が、首を突っ込み捜査をはじめる。
すでに時効になってる34年前の三億円事件が関わっているらしい。
しかし、警察上層部は事件に蓋をしようと暗躍する。

三億円事件は、再現ファルム風の白黒の映像で、所々差し込まれるが、すでに何度も検証番組が作られているとはいえ、三億円事件を全く知らないものには、わかりづらいかもしれない。

監督は、「誘拐報道」(82年)などを撮った伊藤俊也。今回は警察内部の確執を描く。

2002年が舞台のはずだが、定年直前の刑事の自宅の居間が昭和風のレトロなものだし、ロケをしている所も、昭和の雰囲気を漂わせるところばかり。
クラシックのBGMで無理やり盛り上げたり、セリフの言い回しにも、古めかしさを感じる。

脚本 長坂秀佳氏は、映画だけでなく、かつては2時間ものなどのテレビドラマで活躍していた。
映画というより、20年前の2時間サスペンスドラマとして見れば、楽しめる!?

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aotokage

2.5せっかくの素材が・・・もったいない

2010年7月10日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

主役ふたりの刑事は文句なし。ふたりを取り巻く女たち、片桐の同棲相手を演じた川村ゆきえ、滝口の妻、中田喜子、旅館の女将、烏丸せつこの3人もいい。
だが、ほかの主要キャスティングがベタすぎる。映画というより、テレビの2時間ドラマを観ているようだ。かたせ梨乃と宅麻伸の演技はクサいし、脱ぎもせずにだらだらと繰り返されるベッドシーンにはうんざり。夏八木勲は若いときのシーンの方が老けて見える。
内容的にも、真実を暴こうとする現場の刑事と、それを隠すためなら仲間をも裏切る警察機構の暗部を描くことに特化すればいいものを、復讐劇まで絡めて焦点がボケてしまった。たとえ原作がそうであっても、映画ならではの切り口で再構築は考えられなかったのか?
時折、唐突に鳴り響く雷光といい、大島ミチルになんでこんな仕事をさせたと文句をつけたくなる大袈裟な音楽といい、骨太なサスペンス映画になるはずの素材を台無しにしてしまったのが残念だ。こんなので重厚なドラマを見せたつもりなら、映画ファンとしては少し悲しい。

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マスター@だんだん

1.5火サスレベルの映画

2010年7月10日
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鑑賞方法:映画館

単純

仕事の関係で映画によく行くが、この映画は駄作に近い。
ベテランで癖のある俳優が出ていて期待してしまうが脚本がなんともお粗末で苦痛だった。
他の方も書いてたがベッドシーンはいらない、本当にいらない!誰が年寄りのベッドシーンを見たいのだろう…。私は見ていて気持ち悪かった。
演技も全てに臭さが入ってせっかくの俳優人が勿体無い。
評価はベテラン俳優人に1、新人の渡辺大に0.5といったところ。

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白洲

3.5なかなか深い。

2010年6月19日
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鑑賞方法:試写会

興奮

知的

奥田瑛二さんが渋いですねぇ~。
3億円事件は、あまり知らないのですけれど、
なかなかおもしろかったです。

3億円事件を全く知らなくても大丈夫!!

雰囲気的には、『ダ・ビンチコード』的な話です。
昔の事件の謎解きをするという意味でね。

3億事件を知ってる人も、知らない人も、
いろいろな立場で楽しめると思います。

ぜひ、スクリーンで。

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ny152