劇場公開日 2010年2月27日

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「それでも、生きていく」バッド・ルーテナント septakaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5それでも、生きていく

2010年3月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

渋い
重い
スッキリ晴れやかになる映画ではないな

~~~

予告編からは
コミカルな内容かと思っていたのですが、
渋みのあるニコラス・ケイジが満載になっていました。

犯人逮捕
警部補昇格→警部昇格
愛する女性が新たな命を宿す

しあわせは一瞬の幻
いつも残るのは孤独だけ

出世しても
家庭的な幸せに恵まれても
けっして満たされることのない喪失感

それでも彼は生きていく
生への執着もみせる

死んでるように生きている

そこに生の煌きはみられなかった

☆彡     ☆彡

ニコラス・ケイジが
そこにいるだけで漂う存在感

練りこまれた脚本

隙のない演出

ラストに浮かべた笑みは
未来への希望だったのだろうか
未来への絶望だったのだろうか

septaka