SOUL RED 松田優作 劇場公開日 2009年11月6日
解説 2009年に生誕60年を迎える俳優・松田優作の歴史を紐解くプロジェクト「SOUL RED Project」の一環として製作されたドキュメンタリー。40歳の若さでこの世を去った名優・松田優作が残した肉声インタビューや直筆メモなど、貴重な資料を多数収録。実子である松田龍平と松田翔太や、浅野忠信、香川照之、仲村トオル、アンディ・ガルシアなど、多数の俳優たちが優作について熱く語る。監督は「世界はときどき美しい」の御法川修。
2009年製作/120分/G/日本 配給:ファントム・フィルム
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2011年5月5日
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鑑賞方法:DVD/BD
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映画「SOUL RED 松田優作」(御法川修監督)から。 名優、松田優作さんのの公式ドキュメンタリーとして 多数の俳優たちが彼について熱く語ることで、 彼の魅力・生き様は、ますます輝きがかかったようだ。 ハリウッド映画「ブラック・レイン」で共演した、 アンディ・ガルシアさんの呟く 「彼の優雅さに、詩のような美しさを感じたよ」も響いたが、 今回は、浅野忠信さん、香川照之さん、仲村トオルさんらの メッセージだと思うが 「優作さんの中には、父性がある」と呟いたシーンが残った。 「あれはダメだ、これはいい、っていうような、 断言ができる、価値観とそれに対する自信」があったと言うし、 部屋に、彼のポスターを貼って 「この人に見られていたら、手を抜けないよなぁ」と感じるらしい。 それこそ彼が「父性」の固まりのような人間だったことがわかる。 今、巷で大人気のドラマ・映画「相棒」の主演である、水谷豊さんが ドラマ「探偵物語」では、松田優作さんにいろいろ指導されていた。 まさしく「相棒」の前身は「探偵物語」だと言い切れる。(笑) 絶対的な存在感、それが「父性」なのかもしれない。 映画監督、森田芳光さんも「優作だったら」と前置きをして、 「きっといろいろな人に対して、ダメだしすると思うんですよね。 そんな生き方でいいのか・・って」と振り返った。 ほらっ、やっぱり父性だね、彼の根底に流れているものは・・。
2010年1月24日
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鑑賞方法:映画館
独特な世界観で、映画を斬った俳優の、我が侭を受け入れられた というか 我が侭の 自己流で 突っ走ることを 運命付けられた 人生道 大きな嘘 芸術 を ほとばしらせる スクリーンに懸けたライフプッシュが、 咆吼と共に、海鳴りの彼方に 吹き、渦巻き、 走り去る 昭和のとき、しびれる 大人の我が侭を貫く姿勢に、 熱い血をたぎらせたファンの 遠吠えが聞こえる
2009年12月9日
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鑑賞方法:映画館
松田優作さん、 想像以上に俳優業も 日常の生き様もカッコよすぎ!! 〈 惹句 〉 〈 日常も大切に生きる 〉 〈 細やかな感情の襞を表現 〉 〈 違う角度。エッヂ。色んなエッヂを試してみたい 〉 〈 平面なスクリーンに深度を与える 〉 〈 心を切り結ぶ 〉 〈 役者の性。舞台に上がると舞台をさらう 〉 〈 2世だから。そんな生易しい覚悟で決めたのではない 〉 心に突き刺さる言葉の数々。 こんなに多い作品は初めてです。 ナレーションは一切なし。 松田優作さん御本人、 そして関係者へのインタビュー、 それだけを繋ぎ構成されています。 お亡くなりになられて20年。 記憶に残る役者である証なのでしょうが、 なぜかお亡くなりになられているのが信じられない。 上映終了後に サングラスをかけて 姿勢を少し前かがみにしながら 舞台に登場してきて「どうでしたか」 なんて照れながら観客に声をかけてくれそうな気もしてしまう。 もし生きていたら 日本の映画界はどうなっていたのだろう。 そして今の日本の映画界をどう思っているのだろう。 松田優作さんの口から、是非聞いてみたい。 しかし、これは叶わぬ、夢なのだけど。 ☆彡 ☆彡 映画のことが また“好き”になりました。 もっと“好き”になりました。 映画について もっと“勉強”したくなりました。 情報が溢れる現代。 どうしても選り好みをしてしまいがちですが、 無欲無心でスクリーンを羨望の眼差しで熟視する大切さ。 文句なしのA+です。
2009年12月1日
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鑑賞方法:映画館
そこにいなくても、存在感はすごい。 松田優作が好きな人限定の作品。知らない人は波長が合わない限りは難しいかも。この人は凄いんだ、という前提で描かれているからひく人もいるかも。 代表作の名シーンにうっとり。ファンがしんみりと見たい。そうでない人は松田優作出演作品をとりあえず何か見て下さい、としか言いようがない。
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