劇場公開日 1950年12月1日

「結果的に二人は愛を貫いたのかもしれない。 しかし、周りの人たちを不幸にしたと思う。 登場人物の中でいちばん常識的な人だった エドガーとイザベラがとても気の毒だった。」嵐が丘(1939) ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0結果的に二人は愛を貫いたのかもしれない。 しかし、周りの人たちを不幸にしたと思う。 登場人物の中でいちばん常識的な人だった エドガーとイザベラがとても気の毒だった。

2022年11月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

NHKのBS放送で映画「嵐が丘(1939)」を見た。

劇場公開日:1950年12月1日

1939年製作/104分/アメリカ
原題:Wuthering Heights

ローレンス・オリヴィエ
マール・オベロン
デヴィッド・ニーヴン
ジェラルディン・フィッツジェラルド

「嵐が丘」と言えばオレにとっては
ケイト・ブッシュのヒット曲だ。

学生の時にレコード店ではじめてその曲を聴いたとき
強い衝撃を受けたことを覚えている。

明石家さんまの番組のオープニングで
長らく使われたので知っている人も多いと思う。

ケイト・ブッシュは
ドラマ版の「嵐が丘」を見てその曲を書いたらしい。

キャシーの父は街で孤児を保護した。
それがヒースクリフだった。
ヒースクリフはキャシーと愛し合うことになる。

後にキャシーは隣家のお金持ちのエドガーに求婚される。
キャシーの心はエドガーとヒースクリフの間で激しく揺れ動く。

傷心のヒースクリフが家から姿を消した後、
キャシーはエドガーと結婚。
幸せな結婚生活を過ごしたが、
米国に渡り成功したヒースクリフが戻ってくる。

嫉妬に狂ったヒースクリフはエドガーの妹イザベラと結婚。
それは心からの結婚ではなかった。

終盤には悲劇的な結末を迎えるのだが、
結果的に二人は愛を貫いたのかもしれない。

しかし、周りの人たちを不幸にしたと思う。
登場人物の中でいちばん常識的な人だった
エドガーとイザベラがとても気の毒だった。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

ドン・チャック