劇場公開日 2009年10月9日

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「カーアクション大作の段違いスケールの幕開け、続きが気になる」ワイルド・スピード MAX たいよーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5カーアクション大作の段違いスケールの幕開け、続きが気になる

2021年7月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ようやく初めて観たワイスピの本シリーズ的なポジションの2作目。ハンが出てきたが、分かりきっているのでスッキリ観れた。濃くて面白い。

オコナーはFBIに戻り、ドミニクは悪党として指名手配され、すっかり関係性がギクシャクしているところから始まる。1作目はあまり覚えていないものの、確かにあったなんて思い出しながら関係性を整理する。

ここからは未体験ゾーンだったので、FBIと悪党が手を組んでやり合う展開はゾワゾワした。しかもスケールが格段に上がっていたので、観ていて飽きない。しかも、レティの死で駆られたドミニクの怖さったら。シンプルなカーチェイスを序盤に落とし込みながら、しっかりとしたプロットで壮大かつ大胆に画を作っていく。意外とゴチャゴチャしていないこともあって、シンプルに楽しめた。

あとはやっぱりクルマ。R34を駆るポールがカッコいいし、インプレッサも用意するなどのラインナップも濃くて面白い。その中でもアメリカンマッスルに重きを置いたこだわりが画面からも伝わってくる。現にドミニクが好きな訳で、そりゃ大事に扱われるか。でも、モブ扱いのクルマとは思えない車種で固められているからまた面白い。MEGA MAXに続きそうな予感のするラストに、NSX-Rの姿まで。それは楽しみすぎる…。

結局ストーリーよりクルマに目が行きがちなのだが、めちゃくちゃ楽しめた。ジェットブレイクまでにはストーリーの見方を変えたいので、せっせと観ていきたい。

たいよーさん。