劇場公開日 2010年2月5日

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「作品は◎、プロモーションに闇を感じる」インビクタス 負けざる者たち ちかしさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5作品は◎、プロモーションに闇を感じる

2021年7月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

高校英語の教科書にPlaying the Enemy(原作)の一部が載っていて、あまりにも酷い内容だったので(原作と知らずに)映画はどうなのか気になって鑑賞。
民族をまとめる、人種差別に関わる話なはずなのに、教科書の内容は白人がいかにがんばったかしか描かれていない。多分原作はもっと色々書いてあるのだろうけど。
それに対し、本作はあくまでマンデラに焦点を当てていて、モーガン・フリーマンの力もあり、よくできた内容だったと思う。さすがイーストウッド監督。
日本でも強いとは言えないチームが奮闘して国があれだけ熱狂したのだから、民族問題が絡めば、もちろん熱くもなるだろう。
ただ、ジャケットの写真がどう見てもただの白人スポーツの映画でしかない。ラグビーは手段であって、核ではないはずなのに。こうしないと売れないのかなと思ってしまった。

ちかし