劇場公開日 2010年3月27日

「退屈なつぎはぎパッチワーク作品」誰かが私にキスをした nao-eigaさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0退屈なつぎはぎパッチワーク作品

2010年3月20日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

寝られる

試写会で観させていただいたのだが、
正直お金を払って観なくてよかったと思った。
もともと松ケンファンなので彼目当てで観る予定ではあったのだけど、
本当にひどい出来だったので。

一言で言うならば、
「出来そこないのつぎはぎパッチワーク作品」。

終始唐突なセリフや行動、場面移動。
そのため前後の流れが読みにくい。
登場人物のセリフや行動が唐突すぎて
「なぜそのようなことを言ったのか?なぜそのようなことをしたのか?」が非常にわかりにくい。

たくさんのエピソードをとりあえず集めたかのようなちぐはぐ感。
それに観客はついていけず、置いてけぼり。

置いてけぼりにされては感情移入できるはずもなく・・・。

堀北さんが演じるナオミは素朴でとっても可愛らしかったのだけど、
ただの自己中で周りを振りまわす天然の小悪魔な女の子にしか見えなかった。

ユウジとの別れもかなりの拍子抜け。
盛り上げるべきところで盛り上げていないように見えた。

ナオミの彼氏だったエースの初登場シーンも「は?」って感じだったし、終始微妙な立ち位置。
彼、作品にいらなかったのでは?と思うほど。
彼の最後の登場シーンもお粗末だったし、なんのために存在していたのかさっぱりわからなかった。

エースの意味のわからない登場シーンに時間を割くぐらいなら、
ナオミとユウジ、ナオミとミライの関係をもっと深く描写する時間に当てればよかったのに。

この映画、原作があるのだろうか?
何の予備知識もなしで観たのだけど、このまとまっていない感を見ると、
「原作がありそれをまとめて映画にしました。けど無理でした」って感じに見えた。

あと、こだわったらしい写真の独特な演出について。
最初は面白いと思ったのだけど、あまりに多発されると「この映画にこの演出は必要だったのか?」と思わされた。

別に演出方法についての批判はしないけど、この映画には向いていないとうか、わざわざ入れる必要なかったように思う。
(もっとコミカルな映画とかには向いてそうだけど・・・。)

セリフも演出もどこかずれていてとにかく最悪の映画だった。

松ケンについて。この映画における独特の存在感はよかったのだけど、
かつぜつが悪いのかなんて言ってるのか聞きとれないセリフがちらほらあったのが残念。

手越くんはあまり上手じゃなかった。
彼もかつぜつあまりよくなさそう。
それに眼鏡と常にダサい服装はなんだったのか。

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nao-eiga