アリアのレビュー・感想・評価

ワンカットワンカットが絵画のように綺麗な構図が多い作品でした。

静かな中で、人間の欲というかあまり綺麗でない部分がさらりと描かれていてそのギャップが面白かった。
手持ちのショットは、むしろフィックスでがっちり固定した方がこの作品には合うのではないだろうかと考えてしまったが、全体的に色合いが美しく、映像美が素晴らしかった。

終盤、まさか展開に一瞬ついていけない。
近親相姦的な愛を描くのは、邦画でも珍しいと感じ、そこもまた印象的。

冬になると思い出す人がいます。
美しい雪景色とともに
そんなことを思い出させてくれる、そんな映画です。
この時期にぴったりです。

映画的な情景に雪国が故郷でもないのにどこか懐かしいような記憶を呼び覚まされる映画。この時期に観れて良かった。
諏訪の風景が美しい。
レイトショーなのに人がいっぱいで驚いた。

ブラッディマンデーで原田佳奈を知って、今年一押しの女優になったんだけど、彼女の映画初主演作だということで、見に行ってきた。
レイトなので初日とはいえ座れるだろうと思ったらなんと超満員であやうく立ち見になるとこだった。
素直に、いい映画でした。すごく普通のなんちゃない話なんだけど、音楽と映像がよかった。冬の遠い記憶に触られるような。
そして原田さんが若かった。ものすごく若かった。
きれいになりましたね。

公開初日、観に行ってしまいました。
立ち見も出るくらい来ててちょっとびっくりしましたが、
作品を観た感じはきゅんとしちゃいましたね。
一人で観ていたら泣いていたかも知れない。笑
なんだかまあ、過去の奇麗な気持ちを思い出しますよ。。。
あの頃あたしは、ピュアだった。

５年前に撮ったという作品で舞台挨拶をしていた主演の原田佳奈さんと
映画のなかの原田さんが別人でしたな。
おすすめなキュウン映画だ。

試写で鑑賞。
近親相姦的な愛を描いている。
この作品の要素として雪の街、近親相姦的愛、童話を絡めたストーリー展開といった点がアトム・エゴヤン監督の「スウィートヒアアフター」に似ている。
日本の現代人のアイデンティティの無さを体現する主人公は「千と千尋と神隠し」と共通するだろう。
邦画でこのような題材、展開は珍しく思う。
この両作品が好きな方は一見してみるといい。