劇場公開日 2008年4月5日

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「少年テムジンはいかにして偉大なる長になったか」モンゴル グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0少年テムジンはいかにして偉大なる長になったか

2012年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

チンギスハンの波乱の半生を、浅野忠信主演で描いたスペクタクル作品。
少年テムジンがいかにして偉大なる長・チンギスハンになったかの物語でした。劇場で鑑賞できて幸運でした。広大なモンゴルの風景に圧倒されました。
ロシアのセルゲイ・ボロドフ監督、2007年の作品です。

テムジンとジャムカ、並び立つ二人は信頼と敬意で深く結ばれていてなかなかアツいです。
妻となる女性との深い絆も描かれますが、甘さのない感情表現の少ない語り口は、神話や古い叙事詩のような乾いた不思議な余韻でした。

苦難の中から、モンゴル人の誇りを胸に因習を打ちこわしていくテムジン。演じる浅野忠信は、おおらかでカリスマ性があって良かった、モンゴル刀を研ぎ整える場面は印象的でした。
「初恋のきた道」のスン・ホンレイ演じるジャムカも力強く明るさを感じ魅力的でした。

(2012.10.19 シネフク大黒座 浅野忠信オールナイト)

グッドラック