劇場公開日 2008年9月27日

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「MCUを背負って立った鋼鉄ヒーロー」アイアンマン 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

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4.0MCUを背負って立った鋼鉄ヒーロー

近大さん
2018年4月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

楽しい

興奮

単独作1作目にして、MCU第1弾。
公開間近の『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』で10年目19作目となる大快進撃MCUはここから始まった。

それにしても、こんなにも続くとは…!
最初は賭けだったに違いない。
まず、ヒーローたちを単発で発表し、集結させる。世界観をどんどん広げていく。
一本でもコケればここまでの大快進撃は続かなかっただろう。
その賭けに見事勝ったのだ。
それだけに、先陣を切った『アイアンマン』の魅力と成功と功績は計り知れない。

初見時は何ともアメリカンな野郎だと思った。
金と権力の傲慢ちきな兵器製造会社のCEOは、軍事大国アメリカそのもの。
身を襲った事件がきっかけでこれまでの価値観をコロッと変えるのもアメリカらしい身勝手さ。
でも、トニー・スタークという人間一個人の視点で見れば分からんでもない。

ゲリラに囚われ、自分の会社が造った兵器が人を殺している。
それを目の当たりにし、ショックを受ける。
幾ら自己チューでナルシストでプレイボーイの成金野郎でも、人の心は持っていたのだ。
ニュースで因縁あるゲリラが現地の人々が苦しめてるのを見るや否や、開発したばかりのスーツを装着して出撃する様はストレートにカッコいい。
ラストは自ら正体を明かす掟破り。
異端で新しいヒーロー像が誕生した瞬間。

そんなNEWヒーローに命を与えたロバート・ダウニーJr.の好演こそ、本作を最高なものにした。
この時すでに若くはなく、プライベートで度々問題あったダウニーJr.の起用にスタジオは当初猛反対したらしいが、今となっちゃあ彼以外有り得ない。ロバート・ダウニーJr.がトニー・スタークなのか、トニー・スタークがロバート・ダウニーJr.なのか。
チャラくて飄々としていながらも、繊細な内面や成長を滲ませ、プライベートで酸いも甘いも経験したリアルな人間臭さ。
そこに、天性の演技力の高さ。
このキャスティングを初めて聞いた時、何てユニークで粋なキャスティングだと思ったもんだ。

他キャスティングに関して、
この時のペッパーが一番可愛い。やがて恋人同士になったが、トニーとの淡い関係性が良かった。
敵役ジェフ・ブリッジスの禿具合はジョン・マルコヴィッチみたい。
そして、“戦略国土調停補強配備局”とやたら長い肩書きで登場するコールソン。最初は、誰だコイツ?と思ったが、今はニヤニヤが止まらない。

スーツ開発~アイアンマン誕生までちと長い気もするが、その分ドラマはじっくり見れる。
いざスーツを装着しての爽快な飛行、ツボを抑えたアクションとVFXの見せ場。
カッコよさもユーモアもたっぷり。
そして、今や恒例となったエンディング後のオマケ映像。この時、ファンは色めき立った事だろう。

一本のヒーロー映画としても上々の面白さ。
その面白さはここからどんどん広がっていく。
MCU伝説を背負って立ったのだ。

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近大
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