劇場公開日 2008年4月5日

「夏帆ちゃんはイイ!」うた魂♪ Mr.Gさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0夏帆ちゃんはイイ!

2008年3月30日

笑える

楽しい

『天然コケッコー』での夏帆ちゃんは、田舎の中学生を
素朴に演じて、なんとも瑞々しく魅力的でした。

今作での夏帆ちゃんは、自意識過剰の天然キャラで
かなりトボけた女の娘でしたが、彼女が演じると
イヤミがなくて、何故か好感が持てるのでした。

本当の彼女は東京の出身らしいのですが、こういった
スレていず、色の付いていない、純朴な感じの役が
とても似合います。

この映画も彼女の存在があってこそで、その魅力が
十分に現れていました。

映画の出来としては悪くはないですが、少々散漫で
完成度は今ひとつにも思いました。

ですが、このテの映画にありがちな青クサさを、
奇妙なギャグが吹き飛ばし、どこまで本気なのかが
分からないまま、ラストまで見せてくれました。

夏帆ちゃんらの歌やダンスはとても楽しかったし、
合唱シーンは相当に練習されたことでしょう。
こういう音楽モノには、素直にノせられてしまいます。

とても良かったシーンがありました。
喫茶店で流れているエノケンのレコードの針が飛ぶと、
夏帆ちゃんら合唱部員がすかさず、生で歌いだすという場面。

映画「スウィングガールズ」に似たようなところが
ありましたが、とても印象的なシーンでした。
そういえば映画全体のつくりも、若干似ていたような気がします。

ウレしかったのは「Oh my little girl」を歌ってくれた
薬師丸ひろ子サン。彼女の澄んだ歌声を久々に聴けました。
今作の彼女はいつもの完全無欠さがなく、新鮮でした。

Mr.G