劇場公開日 2008年5月24日

「ナイショにできない素晴らしさ。」山のあなた 徳市の恋 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ナイショにできない素晴らしさ。

2008年6月7日

笑える

単純

幸せ

最近とある名作のリメイクを観て、
あ~だのこ~だのとイチャモンをつけていましたが^^;
これは、良かったです!!
古き良き時代の日本映画が甦った?感じがしました。
…まぁ^^;それもそのはず。
原版に忠実なカバー(と言うんですって)なんですけどね。

名匠・清水宏監督の1938年の名作「按摩と女」がそれで、
なんと!70年も前の作品だったなんて。。すごい~!!
もちろん原版をリアルで観てはいません^^;がTVでチラリ。
けっこう綺麗に映像が残っていて、あーヒロイン役は、
高峰三枝子さんだったんですねー。時代を感じます。。。

さらにすごいと思ったのは、これを監督したのが、
「鮫肌男と桃尻女」「茶の味」の石井克人監督という点。
なんか全然そぐわない感じがするんですが、、、^^;
確かに映像美へのこだわりはありますが、この、いわば
のらりくらりとしたむか~しの台詞のやりとりの演出を、
(いくら原作のカバーとはいえ)よくやったなぁ…^^;と。

またそれが、
いい味を出しているのです(茶の味じゃないけどね)。

主演・徳市に草なぎ剛。助演・福市に加瀬亮。
そしてヒロイン・三沢美千穂にマイコ。
この三人の演技が思った以上に素晴らしく風景に馴染み、
昭和初期の温泉場が見事に再現されていました。
また、ジャニーズかよ~?と思うことなかれ、
演技に定評のある彼らしく、無難にまとめています。
でももっと目を引いたのは、加瀬くんとマイコの演技。
この二人の佇まいには感動すら覚えてしまいました^^;
似合っている~!!!マジで70年前かと思いました。

これは、悲恋の話かと思っていたんですが、
ある意味、純然たるコメディだったんですねー^^;
清水宏のセンスが冴えわたる一作です。

おんなじものをまた同じように作ってなにが面白い??
…そう思う方もいるでしょうが、
名作の持ち味を殺さずに現代に映像化することは、
まったく下らないことではないと私は思っています。
むしろ、どれだけ昔の日本映画は冴えていたか、
それを学ぶいい機会になるのではないでしょうか(^-^)

…ないしょナイショ、な~いしょ♪

(今時の子供は「ちぇ。」なんて言わないもんなぁ。懐!)

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ハチコ