劇場公開日 2008年9月6日

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「あの人の、新たな一面が…。」幸せの1ページ mori2さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5あの人の、新たな一面が…。

2008年9月11日

楽しい

単純

幸せ

常に悪と闘う正義の味方的女優の代表、ジョディ・フォスター。そんな彼女史上初のコミカルな演技が見られる本作。この秋、気軽に楽しめるファミリー・ムービー…って、こんなジャンルの映画に、あのジョディが??って、感じですわ。
 冒頭に書いたとおり、ジョディ・フォスターは、吾輩的には“正義の味方女優”なわけでして(男性で言うとショーン・コネリーやハリソン・フォードってとこですかね?)、今回の設定を聞いて正直『大丈夫かなあ?』と思っておったのですが、コレが予想に反して楽しそうで良かったです。得てしてこういう“イメチェン(まあ、ジョディがそれを狙って今回の役を引き受けたのかどうかは、定かではござらんのですが)”の時っていうのは、そういう気合が空回りしがちなモノです(過去にはスタローンやメグが、エライことになっちゃってました)が、何か非常に肩の力が抜けた感じで、違和感なく見ることが出来ました。意外とジョディの素の部分が出ていたのかも知れません。うん、この路線もアリだと思いますよ。
 ジョディ以上に芸達者ぶりを見せてくれるのが、“天才子役(←ん?コレって死語?(^^;)”アビゲイルちゃん!イイですね~、正に天真爛漫を、地で演じてくれています。ホント、彼女は上手です。映画出演を重ねるごとに、ソレを感じさせてくれます。願わくば、このまま真っ直ぐに育っていって下さい。頼むから、変な方向に曲がらないで…!

 お話は、甘々なんですが、家族連れで観るファミリー・ムービーとしては、とてもよく出来ている映画だと思います。それだけに『何故、この時期に公開なのか?』と疑問に思えました。それこそ日本語吹替え版を作って、夏休みに公開すれば、もっと話題になって観客動員も伸びただろうな~と思います。何かちょっと、残念ですね。

mori2