劇場公開日 2012年6月30日

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「クモ男対トカゲ男。仮面ライダーとショッカーも出してほしい感じ。」アメイジング・スパイダーマン Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5クモ男対トカゲ男。仮面ライダーとショッカーも出してほしい感じ。

2014年7月5日
PCから投稿

楽しい

単純

興奮

よくできているけれど、ハリウッドで大量生産される既製品という感じで、少しむなしいものがある。

シリーズ物で2、3本作ったら、また初めに戻ってもう一度というパターンはそろそろ飽きてきた。

確かに3Dになって、新しい挑戦と言えなくもないし、3Dの演出もよくできているけど、内容は過去のシリーズの焼き直しで、新鮮なところがない。

今回の映画で、手につけているクモの糸発射装置が新しいと思ったけど、よく考えてみると、他の能力ならいざ知らず、なぜスパイダーマンが機械でクモの糸を出すの?

後半のストーリーを盛り上げるための伏線にはなっているけど、どう考えてもちょっとおかしい。

新ヒロインも、前の人より格段に可愛くなっているけど、実生活でも主人公の人とつきあっているらしく、魅力は半減。

恋愛禁止とは言わないけれど、映画でチュッコラ、チュッコラやって、実生活でもチュッコラ、チュッコラやって、それ見せて演技ですということで、観客からお金とろうというのは納得がいかない。

最後もお決まりのパターンで、新鮮さがまったくない。

深まる謎と、新たなる強敵の影で、次回につづくでは、もはや映画というより、王道バトル物のアニメか、昔の仮面ライダーのようになってしまっている。

内容的にも結局、クモ男(ちなみにTVの初代仮面ライダーの第一話の怪人、英語で言えばスパイダーマン)対トカゲ男なのだから、仮面ライダーとショッカー出して、絡ませるなどというストーリーもおもしろいかもしれない。

お金のかかっている超大作で冒険するのは無理ということなら、見る方があえてそういうものを避けて、冒険するべきかもしれない。

Push6700