劇場公開日 2009年12月23日

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「アメリカの歴史を自戒を込めた様な…。」アバター(2009) 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5アメリカの歴史を自戒を込めた様な…。

2015年4月5日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

興奮

2度目の観賞で2D通常字幕版を観る。

予想通り、3D版で観づらかった部分は広がりが出て、尚且つ細部まで見易かった。
但し、一度3D版を観ていた為に、内容的にびっくりしたりする事は(当たり前だけど)無いので、今までは先ず「2D通常版の方が良い」…と言って来たが、一度だけの鑑賞を予定しているならば、「3D版を観ておくのは…(今後の映像表現の歴史的3D元年の意味を込めて)先々の為にもお薦めして於きます」…と修正させて下さい。

その昔、初めて映画にCG映像が活用された『トロン』の様に…あの時も「これからはこんな映画が多くなるんだなぁ〜」と思ったものでした。

“アバター”とは言わずと知れた、バーチャル社会のネット上を、自分の分身が自由に行き来出来る仮の姿。
身体に障害の有る主人公は、《ナヴィ》とゆう仮の姿を通して、“パンドラ”とゆう無数に細分化された惑星のネットワーク社会を自由に動き回る。本当の身体は寝ている(ように見える)
当然の様にそれは、観客1人1人をその場に連れて行き“目撃者”とさせる効果を狙っている。
まさにネットを通してリアルな戦場が見れてしまう現代を象徴するかの様です。

更に、地球人…と言うか、はっきり言えばアメリカ社会がこれまで歩んで来た歴史を(侵略的な自戒を込めた様な)再現したかの様な内容なんですけどね。…って、穿ち過ぎかな!?

巷で言われている様々な映画やアニメ関連との関係は、おそらく大筋で間違いなさそうな気はしますが、私自身はそれらに関してそれ程詳しくは無いので、詳細な検証は詳しい人のブログ等を参考にした方が良いでしょう。

機会があればもう一度3D版を見直しても良いかな…って思っています。

(2009年12月25日 TOHOシネマズ日劇1/3D字幕版)
(2010年1月11日 シネマート新宿/スクリーン1/2D字幕版)

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松井の天井直撃ホームラン