劇場公開日 2009年12月23日

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「ー 無題 ー」アバター(2009) みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ー 無題 ー

2017年7月29日
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鑑賞方法:映画館

興奮

怖い

単純

アメリカ人ってのは、この手の異文化や異人種との接触&交流映画が好きやな。
本作では遂に地球を飛び出し、異星人とコンタクトしている。
過去にもこのような題材に取り組んだ作品に、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』や『ラスト サムライ』ってのがあったが、主人公はみな元海兵隊員や元北軍隊員の軍人だった。
まるで一般人じゃヒューマン・ドラマは成立しないかのようにだ。
また傭兵部隊の司令官と言うのが、分かり易いほどのステレオタイプ。
アメリカと言う国家が犯して来た蛮行の数々を凝縮したかのような極悪キャラ。
もっとサクッと言わせて貰えるのなら、殺されても当然のような極悪非道のゲスの極み。
このナヴィの人々を殲滅すべき敵としか見ていなかった傭兵部隊の人たちは、皆さんアメリカ人だったのだろうか。
もしそうだとしたら、アメ公はもっと後ろめたい気持ちでこの映画を見なきゃ駄目だろ。それなのにアカデミー賞まで総ナメとはまさにアンビリーバボー!
建国以前から武力行使による殺戮と侵略は、この国の専売特許だったじゃん。
本作は、そんなアメリカの歴史の暗部を忠実に再現していたように思われる。

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みつまる。