劇場公開日 2008年8月23日

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「色ボケ映画じゃないから、観て!」セックス・アンド・ザ・シティ Hirokoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5色ボケ映画じゃないから、観て!

2021年7月20日
PCから投稿

ドラマ、映画を何度観たことか。落ち込んだ時に元気をくれる。ファッション・NYの街中・4人の軽妙な会話がカラフルで楽しい。彼女たちの物語は「バカらしい」「いい歳して色ボケ」とかよく言われるんだけど、ファンとして異を唱えたい。今作、トラブルから立ち直っていく4人を見ると、じわっと元気が出るのだ。
冒頭でドラマのあらすじを教えてくれるので、初めてでも話はわかると思う。

今作は、2つのテーマで話が進んでいく。

①独りよがりからの脱却
結婚式の準備で突っ走って、彼の気持ちを置き去りにしてしまったキャリー。相手は自分に合わせて無理してくれてるのかもしれないのだ。言わなきゃ分からない。確かにそう。けど、察する努力も大事。

一度の失敗で全てをシャットアウトしちゃうミランダ。
今作の裏の主役だ。ミランダは抱えるものが多すぎて、キャパオーバーぎみ。かなり心の余裕がない。他人からしたら取るに足りないことでも、今はナーバスなミランダ。大ごとにして大騒ぎ、全てを台無しにしようとする。キャリーの結婚式前夜祭でのシーンが印象的で、ミランダが激怒しているときに横を通りがかったギャルが大笑いする。「そんなことで怒ってるの?バカみたい!」と言わんばかりに。誰でも悲劇のヒロインになりたい時もある。だけど苦労してるのは自分だけじゃない。相手も頑張ってる。本当に大切なことは何?なぜこの人を選んだのか?それを見失ってはいけない。

②自分らしさってなんだっけ
念願の妊娠で好きなジョギングをやめたシャーロット。
正直、このエピソードはおまけ感。今回のシャーロットはかなり脇役。

本来の自分に戻りたいサマンサ。
大好きなキャラクター。彼女は本当に懐が深く、3人にいつも優しい言葉をかける。間違ったことも傷ついたことも沢山経験してきたからこそ。そして今作でも傷つく覚悟で前進する。自分を好きになれないのって、すごく辛い。「今、自分は幸せ?」これに「イエス」と即答できなければ、立ち止まって考えてみる。できるなら、行動してみる。ずっとモヤモヤするより全然いい。大丈夫、きっと全てうまくいくはず。

ここまで書いて、よし、元気でてきた!

Hiroko