劇場公開日 2006年5月20日

「アナドレナイ、タイホラー」心霊写真 作品に向き合うゆき平さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5アナドレナイ、タイホラー

2014年9月4日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

悲しい

怖い

レビュー0の映画をレビューしていく、勝手にレビュワン映画祭(笑)

第1回目は…

『心霊写真』

このホラーは、当時見てたらトラウマには確実になってましたね。ちなみに『シャッター』という名前でハリウッドリメイクもされています。

ストーリー的には『呪怨』『リング』より遥かに怖いし、よく練られているホラー。

この作品、なんとも恐怖演出が秀逸。

常に「何かくる」というのを持続させているので緊張感が途切れない。

さらにカメラという設定だけ入れて幽霊をバンバン出すという感じじゃなく、カメラのシャッターの光や写真の演出、最後のカメラの演出など伏線の回収の仕方もカメラの設定を最後まで生かしていてゾッとさせられます。

音でビクらせる系でもあるけど幽霊の姿も結構恐いのでドキッとさせられるし恐い。

最後の扉のガラスをうまく使った演出もお見事。

だけど今作はただのホラーではなく悲しいホラーでもある。

確かに伏線を回収してゾッとはさせられるのだが、それでも一緒にいたいという思いがこちらに伝わってきて悲しい愛の物語にも感じました。

とにかく恐い作品でもあり、悲しくもなる、なかなかアナドレナイホラー。

夏の時にでも見てみてください。

ちなみにハリウッドリメイクの方は個人的にイマイチでした。奥菜恵が綺麗だけど…

作品に向き合うゆき平