劇場公開日 2006年1月28日

「KISSのTシャツ」悪魔の棲む家 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0KISSのTシャツ

2018年10月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 そんなに「キッス」が好きなのか、ビリー!普通のKISSのTシャツと「KISS キッス」と描かれたTシャツ・・・そんなの見たことないぞ。日本製か?

 観終わってしばらくすると、このTシャツの印象しか残っていない。欲しい。喉から手が出るくらいに欲しい。もしかしてマイケル・ベイが所有するお宝かもしれない。1974年に起こった実話ということで、1979年にも同名タイトルの映画がある。実は、オリジナル映画を観たことがあるのかないのかハッキリ記憶にない。家がそこに住む家族を襲うというプロットのホラー映画って、ありふれているからです。もしかすると、このオリジナルが原型なのかもしれませんが・・・

 ストーリーは単純だけど、観客を驚かせる手法は見事なもの。『呪怨』なんてジャパニーズ・ホラーに頼らなければならないアメリカの映画も不思議だと思えるのです。これだけビックリハウス的なものを自国で作れるんですからね。しかも、「家が人を殺すんじゃない、人が人を殺すんだ」と主張するあたり、日本人の作るモノとは異なってるような気がします。ノンフィクションであれ、映画は映画として上映中のみで勝負する。帰宅してブログを書いていても、後に人が立ってるような気配がしませんもの・・・殺すときには呪って殺すんじゃなくて、必ず武器を必要とすることが安心感を与えてくれるのかもしれません。

 Tシャツ以外で印象に残るのは、娘のチェルシーが屋根の上に立ってるシーンです。ハラハラしましたよ。1年前に惨殺された娘ジョディーの幽霊は顔を見せすぎ。なんだか仲良くなれそうな気がしてきました。

 「あ、熊の住む家」といっても、のぼりべつクマ牧場でも奥飛騨クマ牧場でもありません。ちなみに全国に8ヶ所のクマ牧場があるようです・・・

kossy