無頼漢(1943)

劇場公開日:

解説

「雨ぞ降る」のハリー・ジョー・ブラウンが製作した1943年色彩活劇で、西部作家マクス・ブランドの原作から「猛獣と令嬢」のロバート・カースンが脚色、「ギルダ」のチャールズ・ヴィダーが監督した。撮影はジョージ・ミーハン。音楽はジョン・レイポルド。主演は「男性都市」のランドルフ・スコット、「傷心の愛」のグレン・フォード、「キーラーゴ」のクレア・トレヴァーー、「ジョルスン物語」のイヴリン・キース。以下、エドガー・ブキャナン、レイモンド・ウォルバーン、グィン・ウィリアムスらが助演。

1943年製作/87分/アメリカ
原題:Desperadoes
配給:コロムビア日本支社
劇場公開日:1952年1月17日

ストーリー

西部の無頼漢シャイアン・ロジャース(グレン・フォード)は仲間のニトロと共に、叔父のウィリー・マクラウドを頼って町へやって来たが、実は叔父は銀行家のスタンレイ・クラントンにそそのかされ、ごろつきのジャック・レスターを雇ってイカサマで町の人々から膏血をしぼっている悪党だった。ウィリーの娘アリスンは、シャイアンの乗っている馬がシェリフのスチーヴ・アプトン(ランドルフ・スコット)から盗んだものだと知ると早速通報した。アプトンとシャイアンは激しい喧嘩の後、2人は幼馴染みであったことに気づき、大いに意気投合した。シャイアンが叔父の悪事を知った時、悪漢一味はレスターを使って彼を殺そうと、ニトロが銀行を襲ったのを幸い、2人を投獄して裁判にかけた。スチーヴは身代わりになって2人を釈放し、シャイアンとニトロは復讐に荒馬の群れを町に放って悪漢の鼻をあかした。かくて正義派と悪漢の正面衝突が行なわれ、レスターとニトロは相討ちし、クラントンは善に眼覚めたウィリーに殺された。巻き上げられた金が彼によって町民へ戻された頃シャイアンとアリソンの結婚式が行なわれた。

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