劇場公開日 2005年6月25日

「強敵の伏線も張っていて欲しかった。」ダニー・ザ・ドッグ よしさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5強敵の伏線も張っていて欲しかった。

2021年7月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ヤクザの用心棒を担わされている自閉症の青年と、ある音楽家族との心の触れ合いを描く物語。

リュック・ベッソン監督、ジェット・リーとモーガン・フリーマンが共演する、異色の映画。
ジェット・リーのアクションをふんだんに描きながらも、ジェット・リーの人間性の復活を描きます。

ジェット・リーのアクションは、やはり凄いですね。少林寺以外では、ワイヤーアクションが悪目立ちしてあまり私的評価が高くないジェット・リーですが、この作品は素晴らしいアクションを見せてくれます。特に、クライマックスにあるトイレでの格闘は、狭い空間での闘いを観ることが出来てとても興奮しました。
ドラマの部分は、名優モーガン・フリーマンの偉大さを堪能出来ます。

ただ、やはりこの異なる2つの目玉は水と油。化学反応で高い評価を与えるよりは、違う作品で観たかった・・・の思いの方が強く残ります。

また、冒頭でのジェット・リーの扱いは酷すぎます。勿論、リュック・ベッソンに人種差別の意識はないのでしょうが、気分が悪くなりました。もう少し普通の表現にした方が、私的評価は高くなったように感じます。

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よし