ビューティフル・デイズ

劇場公開日:

解説

初めての恋と友情の間で揺れ動く17歳の女子高生チンタ(インドネシア語で“愛”という意味)の青春の日々を、切なくも爽やかに描いた純愛ラブストーリー。2002年のバレンタイン・デーに公開されるや若い観客層の圧倒的支持を受け、250万人以上の観客動員を記録したインドネシア映画興行史上最大のヒット作。国内外の評論家からも絶賛されて、インドネシア唯一の映画賞であるバンドン映画祭で最優秀作品賞をはじめ、主要8部門を独占する快挙を成し遂げた。

2004年製作/112分/インドネシア
原題:Ada Apa Dengan Chinta?
配給:エデン
劇場公開日:2005年3月5日

ストーリー

インドネシア語で“愛”を意味するチンタ(ディアン・サストロワルドヨ)は、詩を書くのが大好きな、明るくて元気な17歳の女の子。優しい両親と4人の親友たちに囲まれて、幸せな高校生活を送っていた。毎年開催される校内の作詩コンクールでは優勝まちがいなしと目されていた彼女だったが、今年優勝したのは、ちょっとクールで大人びた少年ランガ(ニコラス・サプトラ)だった。ランガのことが気になったチンタは、自分が所属する新聞部の取材でランガにインタビューを試みるが、あっさり断られてしまう。ランガの不躾な態度にチンタは憤り、最初は互いを快く思わない二人だったが、インドネシアの国民的詩人ハイリル・アンワルについて書いた一冊の本を通じて、次第に惹かれ合うようになっていく。生まれて初めての恋に、胸ときめかせるチンタ。しかしランガと親しくなればなるほど、それまで仲良く付き合っていた親友たちとの関係が、ギクシャクしてしまう。そんなある日、チンタは親友の一人アリヤ(ラディア・シェリル)からの電話に嘘をつき、ランガとのデートに出掛けてしまう。デートが終わり、幸せいっぱいで家に帰ったチンタの元へ、思いもよらぬ悲しい知らせが届く。それは、家庭内暴力に悩んでいたアリヤが、自殺を図ったというものだった。幸い命に別状はなかったものの、その一件でチンタと親友たちとの関係は、さらに悪化してしまう。自分が許せないチンタは、ランガと別れる決心をする。やがて親友たちとの仲は時が解決し、再び女ともだちとの昔のままの学園生活を取り戻したチンタ。しかし、彼女の心の奥にはランガへの想いがさらにつのっていた。そんなチンタを見て、親友たちは彼女にランガと会って本当の気持ちを伝えるべきだと励ます。しかしその頃、ランガはアメリカへの留学が決まり、空港へ向かっていた。果たしてチンタとランガの恋の行方は?

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映画レビュー

3.0DV問題

2018年12月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 アリヤが父親から暴力を受けていることに仲間が励ましているシーンから。インドネシアでもDVの問題が多いんだろうなぁ。

 勝手に応募されて優勝してしまったランガ。しかしチンタたちは納得できない。稲垣吾郎風の無口な男ランガ。孤独で友人がいない・・・

 手に入りにくい本が縁でデートのような雰囲気を楽しむチンタ。だけど仲間には内緒だ。彼と付き合うことになったら、彼女たちと疎遠になるような気がしたからだ。クラブでランガのいとこのミュージシャンのステージに飛び入り参加して、詩を詠んで歌を歌うチンタの雰囲気がとてもよかった。だけど、その頃、アリヤが手首を切って・・・

 それにしてもインドネシアでは高校生が車を運転してるんだなぁ・・・恋愛はプラトニックなのに、展開がとても大人びてるところがいい。ランガの父親の政治的思想のために大学を追われたなんてところも東ティモールの独立といった世相を反映してるのだろう。

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kossy