劇場公開日 2005年3月12日

「享楽の激熱アイコンゼブラが出現するときの音は馬の嘶きだ!」レーシング・ストライプス kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0享楽の激熱アイコンゼブラが出現するときの音は馬の嘶きだ!

2021年8月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 基本的には『ベイブ』の“牧羊犬になりたかった豚”というコンセプトと同じで、“競走馬になりたかったシマウマ”の物語。しかし、『ベイブ』とは明かに違う点・・・動物たちの描写のみならず、人間の物語も描いていること・・・これが良かった。競走馬になるという突飛な発想によりサラブレッドたちからは笑われ、からかわれるのだが、一緒に暮らしてきたロバやヤギや突如現れたペリカンからは励まされるストライプス。自分はちょっと変わった馬だなんて信じていたけど、馬じゃなくて実はシマウマだった。

 白い馬に黒いストライプか、黒い馬に白いストライプか?などと感想に書こうと思っていたら、ハエのバズ&スカズによって、映画の台詞で先に言われちゃいました。このハエのコンビ“バズ&スカズ”が笑わせてくれるのです。動物がしゃべることにも慣れ、映画にのめり込んだ辺りで登場してくるので、飴からウンチまで食べちゃう能天気な彼らには笑撃を食らってしまったのです。いきなり「エボニー・アンド・アイボリー」を歌われたら、音楽ファンとしてもたまりませんよね。

 主人公の女の子(ヘイデン・パネッティーア)も可愛いし、動物声優陣のダスティン・ホフマンやウーピー・ゴールドバーグの味のある声も気持ちが良かった。『シービスケット』よりも高い点数つける自分のおこちゃま度も再認識いたしました・・・Don't look back!!!

【2005年3月映画館にて】

kossy