ある日、突然。

劇場公開日:

解説

孤独な女の子がレズビアンのカップルに誘われて、突然の旅に出る様を描いた青春映画。監督・製作総指揮・共同脚本はこれが長編デビューとなるディエゴ・レルマン。原作はアルゼンチンの作家、セサル・アイラの短編小説『La Prueba』。出演はいずれも映画初出演のタチアナ・サフィル、カルラ・クレスポ、ヴェロニカ・ハサンほか。2002年ロカルノ国際映画祭銀豹賞(準グランプリ)、特別賞、同年ブエノスアイレス・インディペンデント国際映画祭審査員特別賞、観客賞、同年ビアリッツ・ラテンアメリカ映画祭最優秀女優賞、同年ウィーン映画祭国際批評家連盟賞、同年ウエルバ映画祭脚本賞、新人監督賞、同年新ラテンアメリカ国際映画祭(ハバナ映画祭)グランプリ、女優賞、同年ナント三大陸映画祭アルテ賞、2003年イスタンブール国際映画祭ゴールデン・チューリップ賞(最優秀作品賞)受賞。

2002年製作/93分/アルゼンチン
原題:Tan de repente
配給:ザジフィルムズ=ブルーバック・フィルムズ
劇場公開日:2004年8月7日

ストーリー

ブエノスアイレスのランジェリー・ショップで働いているマルシア(タチアナ・サフィル)は、地方出身の太った女の子。ヨガ教室に通ってはいるものの、テレビを観る他は過去につれなくされた男性へイタズラ電話をかけたりするだけの、単調な毎日を送っている。そんなある日、彼女が街を歩いていると、パンクでレズビアンの二人組、マオ(カルラ・クレスポ)とレーニン(ヴェロニカ・ハサン)が声をかけてくる。マオはマルシアに一目惚れしたと言い、セックスをしようと迫る。突然のことにとまどうマルシアはその誘いを断るが、マオはマルシアが太っていて自分に自信が無いのじゃないか、と痛いところを突いてくる。それでも逃げようとするマルシアだったが、マオにナイフで脅されて、目隠しをされて奪った車に乗せられる。こうして始まった3人の旅。強引に同行させられたマルシアも、だんだんマオとレーニンになじんでいく。そしてレーニンの突然の思いつきで、彼女の大叔母ブランカ(ベアトリス・ティボーディン)が住む家へと向かうことに。辿り着いた3人。ブランカの家の寝室で、マルシアはマオと同性セックスを初体験。だがマオはブランカの家に同居している男性にも接近し、マルシアはフラれてばかりの自分を悲しむ。こうして奇妙な同居生活を続けるうち、3人はそれぞれ個々の内面に入り込んでいく。そんな中、まもなくブランカが急死。それをきっかけに、彼女たちは帰路に着くのだった。

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