涙女

劇場公開日:

解説

葬儀の席で故人をしのび涙を流すことを職とする”哭き女“になる若い女性の、たくましい生きざまを描くドラマ。監督・共同脚本は「硯」のリュウ・ビンジェン。出演はこれが映画デビューとなるリァオ・チン、ウェイ・シンクンほか。

2002年製作/90分/カナダ・フランス・韓国合作
原題:哭泣的女人 Crywoman
配給:ミラクルヴォイス=ビターズ・エンド
劇場公開日:2004年2月28日

ストーリー

北京に不法滞在しているグイ(リァオ・チン)は、働きもせず麻雀ばかりしている夫と貧しい生活を送っていた。グイは同情を買うために知人の子供を借りてきて、抱きかかえながら路上で海賊版DVDを手売りしている。だが警察の取り締まりが厳しく、イライラが募る日々。そんな時、夫が麻雀中の諍いから男を殴りつけ、片目を失明させ逮捕されてしまう。さらに、借りた子供の家族が夜逃げしていなくなる。しかもグイは不法滞在がバレて、故郷に追い返される。子供連れで故郷に戻ったグイは、幼なじみで元恋人のヨーミン(ウェイ・シンクン)を訪ねる。今では結婚して葬儀屋で働いている彼だが、グイと再会するやいなや、たちまち昔の関係に戻ってしまう。そんなある日、片目を失明した男の麻雀仲間の夫婦がグイの部屋にやってきて、治療費を払えと迫る。切羽詰まったグイは大声で泣いて窮状を訴え、相手はその迫力に圧倒されて帰ってしまった。その様子を見ていたヨーミンは、グイに哭き女の仕事を勧める。最初は気の進まないグイだったが、やがて才能を発揮し、売れっ子の哭き女に。一方でヨーミンとの仲はどこかギクシャクし始める。グイは金を返済しようと夫婦を訪ねるが、もう離婚してどこかに行ってしまったと隣人に聞かされる。グイはその金を夫の保釈金に回そうとするが、夫は脱走し、警察の正当防衛で撃たれて死亡していた。それを知ったグイは、他人の葬式で哭き女の仕事中、本気で泣き出してしまうのだった。

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スタッフ・キャスト

監督
脚本
リュウ・ビンジェン
ダン・イエ
エグゼクティブプロデューサー
ジャンソー・チュイ
ジェイソン・チェ
製作
ダン・イエ
撮影
シイ・ウェイ
美術
リュウ・リイグオ
音楽
ドン・リイチャン
編集
チョウ・イン
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