わが故郷の歌

劇場公開日:

解説

「酔っぱらった馬の時間」のバフマン・ゴバディ監督が、再びイラン・イラク国境に暮らす民族クルド人の置かれた過酷な現実を描いたヒューマン・ドラマ。イラクによるクルド人大量虐殺の悲劇を背景に、イランのクルド人村に住む一人の老歌手が、かつての妻を救うため2人の息子とともにイラクへ向かう。

2002年製作/100分/イラン
原題:Gomgashtei dar Aragh
配給:オフィスサンマルサン
劇場公開日:2004年2月21日

ストーリー

イラク国境近く、イランのクルド人村。往年のクルド人民族音楽のミュージシャン、ミルザのもとに、イラクへ渡った彼の最後の妻ハナレから助けを求める知らせが届く。ハナレはかつて、女性が歌うことを禁じたイランを捨て、男とイラクへ駆け落ちしたのだった。自分を裏切った妻だが、ミルザは彼女を救い出すためイラクへ旅立つことを決意する。渋る2人の息子アウダとバラートを説得し、3人で村を立つ。まずはハナレからの手紙があるという難民キャンプへ向かうが……。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

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映画レビュー

3.5自身のルーツを見つめる深淵な眼差し

2012年5月26日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

グルト人を描く監督バフマン・ゴバディの長編二作目は前作と違いしっかりとドラマタッチで描き映画であるということを意識させてくれる。
だが、自身のアイデンティティーであるグルディスタンを描く視線は変わらない。また、グルト人同士の不寛容というテーマもみてとれる。

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keita