劇場公開日 2003年11月15日

「リアルな映像が全てを語る」イン・ディス・ワールド keitaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5リアルな映像が全てを語る

2012年3月24日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

たくましく希望にしがみつく少年の"生"の旅に視覚的な小細工やナレーションなど必要無い。
作品はただただ2人のロンドンまでの道筋を淡々と映し出す。
「百聞は一見にしかず」、伝えたいことはドキュメンタリータッチの映像が全て語る。
フィクションでありかながらも圧倒的に事実に近い難民の現実をありのままに映すことで、この作品は映画として、伝える道具として大きな力を持つ。
自分たちに何が出来るか分からなくても、ただ知ることしか出来なくても、無関心よりはずっと意味のあることだ。

keita