劇場公開日 2003年3月29日

「1984年を下敷きにしたトンでもアクション」リベリオン tabletapさんの映画レビュー(感想・評価)

5.01984年を下敷きにしたトンでもアクション

2013年5月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

興奮

ジョージオーウェルの「1984年」を下敷きに全体主義的社会を描いた
アクション娯楽作品

人間の感情を抑制する薬が一般大衆に普及し、暴力を抑制
感情の発露を極限まで抑えるために文化的なものを破壊していた
主人公はその執行官である

と、良くあるB級SF作品の設定なのであるが
この作品は「ガン=カタ」に全てが集約されている

ガン=カタは「銃」と武道の「型」から考案された
最高にスタイリッシュな戦い方である
その無駄のないアクション、二丁拳銃による派手さ
近接格闘による銃撃の応酬
ガンアクションの新たな領域を開拓した傑作である

さらにクリスチャンベールと子役の素晴らしい演技により
お粗末な脚本がB級作品ではなくなっている

画面は全体的に地味なのであるが、ことアクションシーンになると
いきなり画面が明るくなり、雰囲気が変わる。最高である

tabletap