豹/ジャガー

劇場公開日:

解説

マカロニ・ウェスタンのヒーロー、フランコ・ネロが久しぶりに主演する残酷西部劇。フランコ・ソリナスとジョルジョ・アルロリオのストーリーから、ルチアーノ・ヴィンセンツォーニ、セルジオ・スピーナとセルジオ・コルブッチが脚色。「さすらいのガンマン」のコルブッチが監督した。撮影はコルブッチとコンビのアレハンドロ・ウローア(アレクサンダー・ウローア)、音楽はおなじみのエンニオ・モリコーネとブルーノ・ニコライの担当。出演は、ネロの他「刑事」のトニー・ムサンテ、「プロフェッショナル」のジャック・パランス、「地上最大の脱出作戦」のジョヴァンナ・ラリなど。製作はアルベルト・グリマルディ。テクニカラー、テクニスコープ。

1969年製作/イタリア・スペイン合作
原題:A Professional Gun
配給:ユナイト
劇場公開日:1969年9月6日

ストーリー

早射ちの殺し屋ビル・ダグラスことセルゲイ・コワルスキ(F・ネロ)は、精悍なジャガーのような男だった。今度の雇い主は、メキシコ国境に銀鉱をもつ富豪アルフォンソ・ガルシア(E・ファハルド)。ガルシアは、革命の気配のあるメキシコから安全な場所へ銀を移すため、護送を頼んできたのだ。ところが、殺し屋の商売仇エラム・ブリッグス(J・パランス)が取引に割りこんできた。ビルが鉱山に着くと、すでにメキシコ人抗夫エウフェミオ(T・ムサンテ)のひきいる革命軍に占拠されていた。ガルシアは、銀をひそかに井戸にかくし、ふみこむと爆発するしかけをしていた。一方、エラムはガルシアの用心棒となり、革命鎮圧に参加していた。この間、ビルはまったく無関心。ゼニにならなければ何もやらないのが彼の主義だ。彼はエウフェミオから金を受けとると、革命軍のためにひと仕事した。おかげで、エウフェミオはビルに惚れこみ、あり金をはたいて参謀にやとった。ビルの指導のもとに、革命部隊は町々を解放した。途中で、一人の美しいメキシコ娘コルンバ(G・ラリ)が一行に加わった。ガルシアが、軍隊を連れて討伐に来るという情報が入った。輸送列車を襲撃したりして、革命軍に資金もできた。だが、ある時、革命軍は軍隊に壊滅され、エウフェミオとコルンバは命からがら逃げた。首に懸賞金をかけられたものの、エウフェミオはエラムを倒した。だが、エウフェミオとビルは、ついに捕えられてしまった。それを救ったのはコルンバだ。ガルシア一味を倒したビルは、未だ革命の理想に燃えるエウフェミオを残し去って行った。

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映画レビュー

4.0ラストの爽快さたるや

2023年11月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

監督セルジオ・コルブッチ、フランコ・ネロ主演で悪役にはジャック・パランス。
そして劇伴はエンニオ・モリコーネという、個人的にかなり好みな布陣。
いや、久しぶりすぎて完全に忘れていました。
実に真っ当なマカロニウェスタンで、バディものの要素もアツいです。
革命軍とかのストーリーラインもあるものの、とにかく派手なドンパチで豪快に殺しまくるんですよ。
そしてその果てに来るラストの爽快さたるや。
何とも痛快なウェスタンです。

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白波

3.5ポラックとパコの関係が、敵なのか味方なのか、はたまたライバルなのか...

2023年6月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ポラックとパコの関係が、敵なのか味方なのか、はたまたライバルなのか、面白かった。革命とはなんぞや。そこに絡んでくるカーリー、女戦士コルンバも良かった。
・どこでもマッチ・1人拳銃シャワー
豪快に殺しまくります(笑)ラストがなんとも粋で痛快。モリコーネの音楽もさすが。
BS日テレ字幕版鑑賞

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はむひろみ

2.5髭がよく似合うフランコネロ

2023年5月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

フランコネロ扮するジャガーとよばれているセルゲイコワルスキは、銀山の主から銀の移送を頼まれた。金をもらって仕事をしていた。革命軍にも参加した。

フランコネロは髭がよく似合うね。でも話がちんぷんかんぷんでちょっと分かりにくかったな。

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重

1.5ジャガー? 複葉機、自動車、機関銃、男の友情、革命って事だろうが、...

2023年5月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

ジャガー?
複葉機、自動車、機関銃、男の友情、革命って事だろうが、ありきたりで。
大量殺戮している合理性が感じられない。
もう一つ、ジャック・パランスだ。思い出した。親父がこの映画好きだった。シェーンの時もジャック・パランスのファンだったらしい。ジェームス・ギャグニーとかエドワードGロビンソンとかジャン・ギャバンとか悪が親父は好きだった。さて、
1968年の映画だから、この頃の革命って、過激だったんだよね。ベトナム?
イタリアは関係ないか?

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マサシ
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