クライム&ダイヤモンドのレビュー・感想・評価

今まで知らないで損をしてた。いやいや今、新鮮な出会いを経験できてラッキーなのかも知れない。そう思える作品。映画への愛に満ち溢れている！ニューシネマパラダイスに出会った時の感動に似てる！全然想像もしていなかったストーリーと演出の素晴らしさに素人のボクでも悔しさを感じてしまう。もちろん出演者にも。繰り返し観たくなる1本。

　冒頭の『ティファニーで朝食を』と『大脱走』、それと映画の台詞とタイトルを必ず言う毒舌ジム、最高だ。有名な映画が中心なのでかなり楽しめます。最初は単なる劇中劇の様子であったのが、すでに殺されているタウトに成りすましているフィンチが現実の世界へとリンクしていく語りが見ものだ。ただし、時間が短いせいか、登場する女性や警官たちに愛着が湧かないののが難点。ダイヤを鳩を使って運ぶという設定も少し工夫が欲しかったところ。

回想が現実に直結してくる展開はとてもおもしろい。殺し屋はオーダーに従っただけで、その経緯を知らない。映画好きな殺し屋はその経緯を楽しみつつ聞き、そしてラストへと繋がる。
映画への愛情が伝わってくるつくり、だが、鼻につくのも事実。愛情は見えないところに隠して製作してほしいもの。（分かる人にはわかる）
それ（愛情）を説明的にしたのは、客観性に欠ける。
でも面白いとはおもうし、クリスチャンスレイターは渋いので平均ちょいってことで。

映画好きの殺し屋"毒舌ジム"がよかった！彼が放つ映画の台詞や小ネタが、同じように映画好きには堪らないんじゃないでしょうか。
語るように進むストーリーに冒頭から目が離せない。毒舌ジムと一緒に内容を追って、最後は彼の好みのエンディングに仕上がったのだろう。
キレイな終わり方で、爽快。ラスト特に好き。

あのマヌケな二人組の殺し屋も面白かった。ああいうキャラがいると映画がもう一つ楽しくなる。

クリスチャン・スレーター目当てで観てティム・アレンが好きになって終わるよ。
毒舌ジム最高じゃないの！

劇中、フィンチに向かってジムがある俳優に似てるなっていうシーン、楽屋落ちかとw

こういうのに弱いんですよね。
演出もシャレてる。

偽造詐欺師が巻き込まれた、450万ﾄﾞﾙのﾀﾞｲﾔを巡る壮絶な騙し合い…。
ｸﾘｽﾁｬﾝ･ｽﾚｰﾀｰを主演に迎えて贈るｸﾗｲﾑ･ｱｸｼｮﾝ!

という宣伝文句だがｱｸｼｮﾝは少なく、ｸﾗｲﾑ・ｺﾒﾃﾞｨと言うべきか(^-^;

あまりﾋｯﾄはしなかったが
｢観終わった後、幸せな気分になれる映画部門｣で堂々ﾍﾞｽﾄ5に入る傑作(゜ロ゜;
※あくまで主観

映画好きの殺し屋｢毒舌ｼﾞﾑ｣(ﾃｨﾑ)に捕まったｸﾘｽﾁｬﾝｽﾚｰﾀｰ。
命は風前の灯火だが 、おもしろい話をすれば殺・すのを少し待つってことで、身の上話を始めるのだが…
まるでｱﾗﾋﾞｱﾝﾅｲﾄ!

そこから回想に入り過去に戻るのだが…
ｸﾗｼｯｸ映画ﾈﾀが満載♪『脱走』に始まり、10本以上の往年の名作ﾈﾀが(T-T)

映画好きなら涙がでるほど楽しめるが、本作自体のｼﾅﾘｵが鬼ﾚﾍﾞﾙなので古い映画を知らなくても十分楽しめる!!

映画好きな殺し屋役に『ｷﾞｬﾗｸｼｰ・ｸｴｽﾄ』のﾃｨﾑ･ｱﾚﾝ。ｽﾚｰﾀｰの相棒に『ｵｰﾙｳｪｲｽﾞ』のﾘﾁｬｰﾄﾞ･ﾄﾞﾚｲﾌｧｽ。

二転三転するどんでん返しありのﾊｲﾚﾍﾞﾙｼﾅﾘｵに、ﾗﾝﾃﾞｨ･ｴﾃﾞﾙﾏﾝの素敵な音楽、ﾃﾝﾎﾟのよいｽﾄｰﾘｰ展開!

笑い、別れ、ﾋﾟﾝﾁ、多数の映画ﾈﾀにﾛﾏﾝｽありと贅沢三昧に涙(T-T)
VHSを持ってたが、DVDも当然購入し、何度も観てる好きすぎる映画(^o^)

ﾗｽﾄｼｰﾝの『雨に唄えば』ﾈﾀで撃沈です(。>д<)

映画好きなら一生に一度は観てほしい良作♪
そういえば少し前TSUTAYAの掘り出しものコーナーに置いてた。あまり借りてる人いなくてさびしかったが(^-^;

ｸﾞﾛｺﾞｱもなく、とにかくｼﾅﾘｵがいいので、万人にお勧めできる数少ない映画です(*^^*)
※DVD特典で映画内で使ったｸﾗｼｯｸ映画ﾈﾀ解説付きの親切っぷり(^o^)全部ではないが…

映像のセンスがいい。
劇中劇を展開することによって自由な発想でストーリーを拡げることに成功している。
そして、実際のストーリーと交錯してくる様が面白い。
ただの映画が好きによる映画好きのための映画に留まらず、ラストにはなんとも映画的なエンディングを迎える上手さもあった。