劇場公開日 2002年6月15日

「上層部の罪は下に押し付けられる」ハイ・クライムズ お前の頭はただの飾りかさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5上層部の罪は下に押し付けられる

2020年8月23日
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観ていてハラハラ。車であとをつけられたり、真夜中、家に侵入されたり、被害者家族の男に車を横付けされたり、その男の車に同乗して、連れ去られるんじゃないかとドキドキしたり、と随所にハラハラするシーンが盛り込まれている。それはそうと、モーガン・フリーマン演じる有能な弁護士は憧れる。優秀だが、それをみせびらかそうとはしない。能ある鷹は爪を隠すではないが、みすぼらしい住居に住み、外見にはこだわらない、なにが大切かわかっている、本質を抑えているところが良い。酒に溺れた過去もあり、天才ゆえに孤独を感じさせる一面が格好いい。それはすべて他を凌駕する圧倒的な優秀さがあってのこと。

お前の頭はただの飾りか