わすれな草(1999)

劇場公開日:2001年2月10日

解説

スタンリー・クァンに師事し、本作で2000年度香港電影金像奨7部門にノミネートされたイップ・カムハンの監督第2作目。出演は「スイート・ムーンライト」のエリック・ツァンと「ドリフト」のニコラス・ツェー。

1999年製作/101分/香港
原題または英題:半支煙
配給:ギャガ・コミュニケーションズ=アートポート
劇場公開日:2001年2月10日

あらすじ

30年間のブラジルでの逃亡生活の後、香港に帰ってきたチンピラのヒョウは、宿敵・九龍との戦いの最中に出会った思い出の女性を探していた。ひょんなことで出会ったチンピラの青年・スモーキーは、最初は報酬を目当てに九龍とその謎の女性探しを手伝うことになる。30年間の思い出を胸に、ヒョウは、すっかり変わってしまった香港の街を探し歩く。そんなヒョウには、早く彼女を探さなければならない秘密があるのだった…。

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映画レビュー

4.0 生涯ただ1人の女

2026年4月27日
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鑑賞方法:その他

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チラシやパンフレットだけ見るとニコラス・ツェーの単独主演みたいだし、VHS&DVDパッケージはニコラスとスー・チー、ケリー・チャンの3人がメインのようなデザインだが、実際にはエリック・ツァンとニコラスのダブル主演。スー・チーはポイントで出てくるヒロイン役で、ケリーは1シーンだけの友情出演だ。

ジャッキー・チェンの『ゴージャス』で魅了されたスー・チーの出演映画をレンタルビデオで観まくってた時期に観た作品で、とても良かった記憶。監督のイップ・カムハンはスタンリー・クワンに師事したということで、なるほど言われてみるとなんとなくわかる。アート系に切なさとハートウォーミングがミックスされた、胸に沁みる心温まるヒューマン映画となっていた。エリック・ツァンが名演で、おそらくこれが初見のニコラスも良かったし、(中年男の思い出の中で美化された)若き日の中年男とライバルとしてスティーヴン・フォンとサム・リーがスポット的に出てくるのも贅沢な使い方。しかしやはりなんといってもスー・チーが良い。出てくるのはポイントポイントだけで出番は多くないにも関わらず、思い出の中に存在する生涯ただ1人の女をその存在感と演技力でこれ以上ないくらい魅力的に演じ切っていた。やはり若い頃からすごい女優でした。

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