ローサのぬくもり

劇場公開日:

解説

スペインの大都会を舞台に、厳しい人生にもまれて生きる娘の心を母が解きほぐしてゆく過程を描く人間ドラマ。1999年の東京国際映画祭で、最優秀主演女優・男優賞を受賞した。

1999年製作/98分/スペイン
原題:Solas
配給:ザジフィルムズ
劇場公開日:2001年3月17日

ストーリー

スペインの大都市。暴力的な父のもとを離れるため、田舎を出て一人暮らしの35歳の女性、マリア。都会の生活は厳しく、半ばアルコール中毒となって、しかも愛してもいない男の子供を身ごもってしまう。そんなある日、父親が倒れてマリアの住む街の病院に入院した。父に付き添って母のローサも田舎から出てきて、マリアのアパートに滞在する。娘のことが気掛かりなローサはマリアが嫌がるのも構わず、料理を作ったり花を生けたりする。やがてローサは、階下に住む老人と友情を育ませる……。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0娘の妊娠が・・・

2021年9月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 娘マリアは就職のための面接に出かけ、母ローサが一人娘の部屋に残される。久しぶりの親子の対面だというのに疎外感を感じざるをえない。話相手は病院の医者と同じアパートのじいさんだけだ。外出すれば、ついつい食料品を買ってきてしまうくらいだ。

 貧しさを卑屈に思うことない素直な生き方。娘に対してはおせっかいであっても、愛情が感じられる。しかし、ストーリーの核が私生児を生むかどうかの決断。面白味はほとんどない。アパートのおじいさんが最もいい役だったとは・・・

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kossy