クローンのレビュー・感想・評価
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さすがフィリップ・K・ディック
自分がほんとうの自分じゃない。スペンサーの自分を証明する逃亡と葛藤がスリリングであり、最後の最後まで謎を呼ぶ展開。かなり楽しめました。
スペンサーは自分を証明するために妻の働く病院にまで侵入して過去のデータと現在の自分をレントゲン(未来の・・・レーザー光線のような)にかけるのですが、その後のハサウェイの台詞「こいつを見習え」が粋で良かったです。しかし、ここで自分がサイボーグだとわかったら、どうするつもりだったのでしょうか・・・この辺りの心理描写が欲しかったですね。
地下組織が活躍したのも良かったです。軍ばかりが活躍しないぞ!ってところは大好き。その他、説明不足のところもいくつかあったので、これを完璧にしてあったら満点だったんですけどね。
原作既読ゆえ『クローン』という邦題に違和感あるが
ディックお得意の本物/にせものテーマ。キレのあるアイデアストーリーを膨らませて映画化。
膨らませた部分はありがちな展開ではあるが相棒役をつけたのはよかった。
そしてクライマックスでは…。原作ファンも納得の良い映画化でした。
逃げ切れゲイリー・シニーズ
何の予備知識も持たず期待もしてなかったけど、最初から最後まで緊張感を持って見れた。2001年の作品らしいが、想像する未来に音声で反応する機器、iPad的な物があったりかと思ったらトランシーバーで連絡取りあったり、内臓をかき混ぜながら腹の中の爆弾を取り出す手術道具とか昔ながらの物が出て来たりして面白かった。自分はクローンじゃない。でももしかしたらと葛藤しながら逃げるゲイリー・シニーズに感情移入した。ラストもあっぱれ!
ハラハラドキドキ満載のSF作品!
ストーリー
2079年の近未来。ある日突然、みずからを異星人によってつくられたクローンだと宣告された天才科学者が、人間としての存在証明をかけて孤独に闘う…
この作品は最初から最後までハラハラドキドキですね。
隠れた名作と言っていいぐらいの完成度なのでぜひご覧ください!
あっ!最後に一つ注意↓
※最後の最後まで気を抜かないでくださいね…
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