クローン

劇場公開日:

クローン

解説

「ブレードランナー」「トータル・リコール」「マイノリティ・リポート」など映画化された作品の多いSF作家フィリップ・K・ディック。ディックが絶頂期に書いた短編『にせもの』(ハヤカワ文庫・『ディック傑作集・』収録)を、ゲイリー・シニーズ主演で映画化。

2001年製作/102分/アメリカ
原題:Impostor
配給:ギャガ・コミュニケーションズ=ヒューマックス
劇場公開日:2001年10月27日

ストーリー

近未来。異星人ケンタウロスと軍事衝突を繰り返す地球人は、青い空と豊かな大地の大半を失い、ドームの中で暮らしていた。爆弾兵器の開発に携わる科学者スペンサーと被災者の救護に追われる医師マヤの夫妻は、仕事に忙殺される生活に加え互いの立場の違いから、関係にひびが入りかけていた。その日もいつものように職場に向かうスペンサーの前に、特殊部隊ESAのハサウェイが現れる。強制的に連行されたスペンサーにハサウェイが衝撃的なことを告げる。実はスペンサーという“人間”はすでに殺されており、現在のスペンサーはケンタウロスが作った精巧なレプリカントで、体内に隠された爆弾で政府要人を殺そうとしている、と……。

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写真:Album/アフロ

映画レビュー

4.0さすがフィリップ・K・ディック

2020年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 自分がほんとうの自分じゃない。スペンサーの自分を証明する逃亡と葛藤がスリリングであり、最後の最後まで謎を呼ぶ展開。かなり楽しめました。

 スペンサーは自分を証明するために妻の働く病院にまで侵入して過去のデータと現在の自分をレントゲン(未来の・・・レーザー光線のような)にかけるのですが、その後のハサウェイの台詞「こいつを見習え」が粋で良かったです。しかし、ここで自分がサイボーグだとわかったら、どうするつもりだったのでしょうか・・・この辺りの心理描写が欲しかったですね。

 地下組織が活躍したのも良かったです。軍ばかりが活躍しないぞ!ってところは大好き。その他、説明不足のところもいくつかあったので、これを完璧にしてあったら満点だったんですけどね。

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kossy

4.0原作既読ゆえ『クローン』という邦題に違和感あるが

2018年7月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ディックお得意の本物/にせものテーマ。キレのあるアイデアストーリーを膨らませて映画化。
膨らませた部分はありがちな展開ではあるが相棒役をつけたのはよかった。
そしてクライマックスでは…。原作ファンも納得の良い映画化でした。

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なお

3.5どんでんどんでん

2014年12月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

原作はブレードランナーと同じ人。短編という事も有りプロットは短いが、オチに特徴がある作品になっている。他の方も書いてるが最後まで気が抜けない。

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佐ぶ

3.5逃げ切れゲイリー・シニーズ

2014年9月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

興奮

何の予備知識も持たず期待もしてなかったけど、最初から最後まで緊張感を持って見れた。2001年の作品らしいが、想像する未来に音声で反応する機器、iPad的な物があったりかと思ったらトランシーバーで連絡取りあったり、内臓をかき混ぜながら腹の中の爆弾を取り出す手術道具とか昔ながらの物が出て来たりして面白かった。自分はクローンじゃない。でももしかしたらと葛藤しながら逃げるゲイリー・シニーズに感情移入した。ラストもあっぱれ!

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奥嶋ひろまさ