私の夜はあなたの昼より美しい

劇場公開日:

解説

偶然パリの街で出会った男女の、三日三晩に渡る愛の葛藤を描く恋愛ドラマ。製作はアラン・サルド。ラファエル・ビエドゥーによる同名小説を基に、監督・脚本は「悪魔」のアンジェイ・ズラウスキ、撮影はパトリック・ブロシェ、音楽はアンジェイ・コジンスキが担当。出演はソフィー・マルソー、ジャック・デュロンほか。

1989年製作/フランス
原題:Mes Nuit Sont Plus Belle Que Vos Jours
配給:アルバトロス・フィルム
劇場公開日:1990年7月21日

ストーリー

七月のパリ。モンパルナスのカフェで偶然出会ったリュカ(ジャック・デュトロン)とブランシュ(ソフィー・マルソー)はたちまち恋におち、彼はブランシュを追ってリゾート地ビアリッツへと向かう。コンピューター用語システムのエンジニアであるリュカは、脳を謎のウィルスによって冒されており、恐怖から絶望的にしゃべり続けている。一方のブランシュは、ホテルのナイトクラブで透視ショーをする超能力者で、彼女はこのショーでパートナーを務めている夫のフランンワ(サディ・ルボット)や、いつも若い男を物色している派手好きな母(ヴァレリー・ラグランジュ)、得体の知れない取り巻き連中の存在にうんざりしていた。リュカは海添いのホテル・ドゥ・パレのスィート・ルームでブランシュを迎える。そしてふたりは、そこで思う存分激しく抱き合い、愛しあった。ブランシュは、死の恐怖に怯えるリュカから、彼の悲惨な少年時代を聞かされる。リュカの父は、湖で他の男と全裸で泳ぐ妻の姿に嫉妬し、ふたりして溺死の道を選んだのだった。そしてそれを聞かされた時から、ふたりの愛は死へと向かっていた。そしてリュカは、透視ショーの最中に錯乱状態になったブランシュを抱え、夜明けの海へ、深く入り込んで行くのだった。

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