劇場公開日 1979年9月1日

「【”大ヒットした前作が太陽だとすれば今作は月。前半、溜めて溜めて後半一気に・・。”取分け、アポロとの再戦シーンは前作を上回る迫力で、見応えがあります。】」ロッキー2 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”大ヒットした前作が太陽だとすれば今作は月。前半、溜めて溜めて後半一気に・・。”取分け、アポロとの再戦シーンは前作を上回る迫力で、見応えがあります。】

2022年5月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

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■世界チャンピオンのアボロに果敢に挑んだロッキーは世界中から絶賛された。
 しかし、試合で右眼を損傷し、ボクシングの続行は医者からとめられる。
 ロッキーはエイドリアンと結婚して安らかな生活を送っていたが、一方のアポロは前試合を一部から八百長と罵られ、ロッキーとの再戦を宣言する。

◆感想

 ・ロッキーのエイドリアンに対する愛情が、より鮮明に描かれた作品である。

 ・前半、ロッキーが一時的に世にもてはやされるもTVCMも上手くこなせず、ポーリーが働いていた精肉店で再び働き始めるも、人員整理により、馘首。

 ・だが、エイドリアンに子が出来た事に喜びつつ、早産により病床に伏せるエイドリアンに付きそうロッキーの姿。

 ■この前半の、抑えたシーンが後半の、アポロとの再戦シーンに効いてくる。

 ・エイドリアンが目覚め、初めて二人で生まれた男の子の顔を見、ロッキーのテーマが流れる中、ロッキーの猛練習が始まる。
 - 彼のエイドリアンを愛する姿が良く分かるし、有名なニワトリを使っての練習シーンも懐かしい。-

<そして、満を持して再戦するロッキーとアポロ。試合前の会見でも、ロッキーはアポロを貶すような言葉は発せず、”感謝している・・、”と述べている。ロッキーが不器用ながらも、妻を愛し、人としても善なる男であることが分かる。
 取分け、右目を庇いサウスポースタイルを封じた前半戦から、サウスポーにスタイルを戻した後半の戦いぶりは心に残る作品である。>

NOBU