ローズヒルの女

劇場公開日:

解説

スイスの片田舎に嫁いで来た黒人女性が他の男と恋に落ちてゆく悲劇的な姿を描く。「幻の女」のアラン・タネール監督作品。タネールが脚本と、パウロ・ブランコとの共同製作を兼ね、音楽はミシェル・ヴィンチが担当。出演はマリー・ガイドゥ、ジャン・フィリップ・エコフェほか。

1989年製作/フランス・スイス合作
原題:La Femme de Rose Hill
配給:シネセゾン
劇場公開日:1991年1月26日

ストーリー

結婚紹介所の仲介でインド洋の島からスイスの寒村にやってきた黒人女性ジュリー(マリー・ガイドゥ)は言葉も通じない異郷で心を閉ざし、夫マルセルともベッドを共にしようとはせず、無理やり関係を迫られ家を飛び出してしまう。そんな時以前街で知りあった工場主の息子ジャン(ジャン・フィリップ・エコフェ)のことを思い出し、一夜の宿を提供してもらう。優しいジャンの態度にしだいに心を許していくジュリーだったが、そんな彼女に対しマルセルは妻になる決心をしなければ島に送り返すと脅す。ついにジュリーは家を出て、ジャンの借りてくれたホテルで暮らし始め、そこをジャンは毎日のように訪れるが、それが村の噂になり始めた。一計を案じたジャンはジュリーを自分の伯母のジャンヌ(ドニーズ・ペロン)の家に預け、その身の回りの面倒をさせることにする。しかし二人の蜜月も長くは続かなかった。妊娠したジュリーに対して堕ろすように言ったジャンに彼女は激しく怒り、二度と会わないと言う。ジャンヌに見守られてジュリーが男の子を産んだ後、ジャンは復縁を迫るが厳しく拒まれる。荒れ狂うジャンを見かねた彼の父の手回しで、ジュリーのもとに不法労働の疑いで警察の手が向けられる。ジャンヌはジャンの助けを求めるが刑事たちに制せられ、その眼の前をジュリーとその子供は連れ去られていった。

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