リベラ ナポリな女たち

劇場公開日:

解説

奔放に生きる女たちの奇妙な行動を描いた3話形式のオムニバス。監督・脚本・美術は「アタメ」などペドロ・アルモドバル監督の助監督だったパッピ・コルシカートで、本作がデビュー作。。出演は劇団出身のイアイア・フォルテほか。

1996年製作/88分/イタリア
原題:Libera
配給:パルコ
劇場公開日:1996年8月24日

ストーリー

<Episode1 幸福への選択>富豪の妻アウロラ(イアイア・フォルテ)の不満解消法は買い物。夫の浮気には結婚依頼悩まれていた。彼女は一人は昔の恋人ピストレッタ(ニニ・ブランチェッタ)に再会。彼からいまだ変わらない愛を告げられ、動揺するアウロラ。やがて熱い口づけを交す二人。その矢先、何と連絡をよこさなかった夫が愛人と国外へ逃げたことを知った。家具は全て運び出され、金は一銭もない。ピストレッタの元に向かったアウロラだが、彼の姿は見えない。実はピストレッタは居留守を使っていたのだ。アウロラが去った後、彼の脇にはアウロラの家具が山積みされていた。<Episode2 パパと呼ばないで>少年院を出たセバスティアーノ(チロ・ピスカポ)が母親カルメラの元に帰ってきた。彼は幼い時から行方が分からないという父親との再会を望んでいるが、母はその話題を避けようとする。セバスティアーノも自分がゲイだという秘密を抱えていた。ある日。彼は落ちていた両親の写真を偶然拾う。父の顔に見覚えがある彼は鏡で自分の顔をのぞく。翌朝。花嫁衣裳をつくっているマネキンの持ち主の元へ偶然赴くセバスティアーノ。誘惑されたが拒否した。その持ち主からお金が盗まれたことに気付かない。セバスティアーノは母に写真のことを尋ねた。「ママは本当は誰?」「私はあなたの父親よ。知らなくてよかったのに」淡々と答えるカルメラ。セバスティアーノはマネキンの持ち主の訴えで警察に連行された。<Episode3 リベラ 裏の事情>リベラ(イアイア・フォルテ)は裕福にもかかわらず、朝早く起き。昼は売店で働き、夜は家事にいそしむ。亭主タニーノ(マンリコ・タマロータ)はノイローゼで仕事もせず、家にこもる日々。ある日。リベラは亭主の浮気を知る。彼女が家にいない間に女を引き入れていたのだ。こっそり亭主の情事をビデオで撮影したリベラだが、店で間違えてそのビデオは贈り物として買われてしまう。ところがそれを買った客はリベラにまた同じようなビデオが欲しいと頼む。リベラは友人の娼婦に頼み、亭主と寝てくれと仕事を以来。かくしてリベラは亭主の浮気を隠し撮りしたビデオを“リベラ”として売り、大ヒットさせてしまう。リベラは大金を得て、かつての生活に憑かれた女から毛皮のコートが似あう本当に裕福な女に変わった。亭主はそろそろ働くと言いだしたが、リベラは「明日、また新しい看護婦が来るから」と答え、バスルームで化粧を落とした。

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