欲望の街・外伝 ロンリーウルフ

解説

人気シリーズ「欲望の街」を世に出した三人アンドリュー・ラウ、マンフレッド・ウォン、バリー・ウォンらに製作された番外編。監督は「エボラ・シンドローム」のハーマン・ヤオ。出演は「ブエノスアイレス」のトニー・レオン、「ドラゴン危機一発'97」のカルメン・リー、そして「欲望の街」シリーズの常連ラム・ソーンイーとン・チーホンが客演。

1996年製作/90分/香港
原題:洪興仔之江湖大風暴/War of the Underground

ストーリー

香港、銅鑼湾。洪興社のチンピラ、チュン(チャン・シウチョン)は敵対する東星社のボスの息子バウの怒りを買って路地裏に追いつめられるが、通りかかりの男に救われる。その男こそ洪興社のボス、シェイの息子で、父との確執で組織を去ったと噂されるフェイ(トニー・レオン)だった。シェイは近く引退を決めており、幹部のB(ン・チーホン)からフェイを引退式に呼ぶよう命令されたチュンは、その用事を雑誌記者の妹トン(カルメン・リー)に頼む。フェイが姿を見せる深夜の違法レースの会場に出向き、彼が噂どおりの男であると知って恋をする。引退式当日。東星社の挑発に場の空気は険悪となるが、そこにフェイが登場し、場をおさめて去る。ところがシェイは自宅に先祖の墓石を送られて逆上のあまり倒れ、半身不随の身に。抗争が始まり、ついに父のもとに戻ってきたフェイは獅子奮迅の戦いで東星社に打ち勝つが、傷ついて再びトンとチュンの前から姿を消すのだった。

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