ヤーバ

劇場公開日:

解説

“ヤーバ”と呼ばれる老婆とひとりの少年の心の交流を描くドラマ。製作・監督・脚本は「チョイス」のイドリッサ・ウエドラオゴ、共同製作はピエール・アラン・マイヤーとフレディ・デナエス、撮影はマチアス・ケリン、音楽はフランシス・ベベイが担当。出演はファティマータ・サンガ、ヌフー・ウエドラオゴほか。

1989年製作/フランス・ブルキナファソ・スイス合作
原題:Yaaba
配給:シネセゾン
劇場公開日:1990年4月7日

ストーリー

ブルキナファソの小さな村に住む少年のビラ(ヌフー・ウエドラオゴ)は、ある日ガールフレンドのノポコ(ルキエトゥー・バリー)と一緒にいる時に、皆から村八分にされ魔女と呼ばれているサナおばあさん(ファティマータ・サンガ)と出会う。また別の日、ビラは悪友たちがサナに石を投げつけているのを見て、父親のクグリ(アダマ・ウエドラオゴ)の鶏を盗んで、慰めに出かける。そこでサナと親しくなったビラはそれ以来、彼女をヤーバ(=おばあちゃん)と呼ぶようになる。ビラに復讐しようと機会をうかがっていた悪友たちは、ナイフで彼を脅かそうとするが、はずみでノポコの腕に突き刺さってしまい、以来ノポコは正体不明の高熱にうなされる。ビラはヤーバに助けを求め、彼女は岸の向こうに住む治療師を連れてノポコの病気を治そうとするが、クグリに止められてしまう。しかし母親のポコ(シビドゥー・ウエドラオゴ)の機転で、ヤーバに病気を見てもらえたノポコの熱は途端に治まり、一命をとりとめる。こうしてビラとヤーバの努力は実を結ぶのだった。

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