劇場公開日 1967年4月22日

「主人公をただ格好良く描く物語が幼稚で陳腐」南から来た用心棒 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0主人公をただ格好良く描く物語が幼稚で陳腐

2015年1月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

興奮

総合40点 ( ストーリー:30点|キャスト:60点|演出:40点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

 冒頭、強盗団相手に一人で楯突いてそれなのに簡単に彼らをいなしていく、そんな主人公の描き方にはまるで現実感がなくて陳腐。なんの理由も無くただ悪をやっつける超人的な強さの主人公の活躍を見せるだけで、俺って格好いいでしょ、そんな昔ながらの物語と主人公に、観ていてさっぱりはまれない。敵役のゴルドンはふてぶてしくて横暴で残酷で、いかにも悪役らしくて劇中で一番存在感があった。でも、途中で水を飲んでいたカウボーイ達を射殺するさいには狙撃手なみの銃の腕を見せていたのに、最後の戦いでは主人公とその仲間相手にいきなり素人のようにはずしまくるのはどうしたわけか。子供向けの漫画をそのまま西部劇にしただけのよう。

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Cape God